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ドコモの留守番電話サービスに不具合、一部設定が初期化
ドコモは、留守番電話サービスの不具合により、一部ユーザーの設定が初期化される事象が発生したと発表。対象ユーザーが留守番電話の設定の確認や変更をした際の通信料金を返還する。
NTTドコモは9月11日、一部システムの不具合のため、2009年4月21日午前6時3分に「留守番電話サービス」の設定項目の一部が初期化される事象が発生したと発表。
初期化される事象は、2009年4月21日時点で主に西日本地域(関西支社、中国支社、四国支社、九州支社)でドコモの携帯電話と「留守番電話サービス」を契約していた一部のユーザーが、以下の条件を1つでも満たした場合に該当する。
初期化される条件 | 本来の動作 | 初期化された際の動作 |
---|---|---|
留守番電話の伝言メッセージを預かる際に流す応答メッセージをユーザーの肉声などにしていた | ユーザーの肉声などで応答メッセージが流れる | システム音声で応答メッセージが流れる |
不在案内をONに設定していた | 不在案内の応答メッセージが流れる | 留守番電話センターへ接続される |
発信者番号案内をONに設定していた | 伝言メッセージと一緒に発信者番号を読み上げる | 伝言メッセージのみ読み上げる |
AV留守番電話の伝言メッセージを預かる際に流すテレビ電話応答メッセージを、ユーザーの自作映像にしていた | ユーザーの自作映像でテレビ電話応答メッセージが流れる | システム映像でテレビ電話応答メッセージが流れる |
ドコモは2009年4月21日から10月31日までの間に、対象ユーザーが留守番電話の設定の確認や変更をした場合、2010年1月請求分(2009年12月利用分)の請求金額から対象となる通信料金を差し引いて返還する。返還内容は請求書のお知らせ欄で案内する。NTTドコモによると、不具合に関して3件の問い合わせがあったが、対象ユーザー数は非公表とのこと。
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