“進化したマチキャラ”が萌えコメント連発――ドコモブース:CEATEC JAPAN 2009
「接続して頂きありがとうございます。あぁ、癒されますわ」「眠れないの? 大丈夫、僕がそばにいるよ」――。ドコモのマチキャラがこんなことを言いだす日も、そう遠くないかもしれない。
マチキャラが妹に、メイドに、お兄ちゃんに――。ドコモブースでは、キャラクターに合った口調でコメントする“進化したマチキャラ”を見ることができる。
マチキャラは、待受画面に常駐するマスコットキャラクター。ドコモのコンシェルジュサービス「iコンシェル」の配信情報を待受画面上でコメントするなど、ユーザーに情報を伝える役割も担っている。
ドコモはこのマチキャラを、“より、愛着を持てる存在に進化させる”考え。あたかもケータイの中にマチキャラが住んでいるかのようなUIを目指して進化させたいとし、その第1歩として、キャラクターに合った口調でコメントさせる機能を実装した。
デモ用のマチキャラとして用意されるのは、「お兄ちゃん」「いもうと」「メイド」の3種。同じ充電を促すアラートでも、お兄ちゃんキャラは「はやく充電して。かわいい顔が見れなくなったら困るよ」、メイドキャラは「もうすぐ電池が切れてしまいますわ。。。どうか充電していただけますでしょうか」というようにコメントが異なり、これがケータイへの愛着を深めていくというわけだ。
待受画面上のコメントだけでなく、各種設定画面の表示までもマチキャラ風にカスタマイズされるのが面白い。例えばiモード接続時にはメイドキャラ風の「サイトに接続してもよろしいでしょうか、ご主人様」というコメントと、「うむ」「だめだ」という選択肢が表示される――といった具合だ。「送ったメールの文面に、悲しいことがあったような表記があると、メールの送信後にマチキャラが“元気だして”と励ますような機能も搭載したいと考えている」(説明員)
この“進化したマチキャラ”が商用サービスとして登場する時期は「まだ決まっていない」と説明員。今回のデモで得たフィードバックを反映させ、商品化を目指すとしている。
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