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ドコモ、おサイフケータイ向け「iCタグリーダー」アプリを11月15日から配布
NTTドコモが、おサイフケータイをICタグにかざして情報を読み取るアプリ「iCタグリーダー」を11月15日から提供する。2010年冬・2011年春モデル16機種には、アプリをプリインストールする。
NTTドコモが11月10日、おサイフケータイをICタグにかざすと情報を読み取れるアプリ「iCタグリーダー」を11月15日から提供すると発表した。iメニューの「おサイフケータイ」ページから無料でダウンロードできる。
iCタグリーダーは、NFC Type3Tagフォーマットに準拠したICタグに書き込まれた情報をおサイフケータイのリーダー/ライター機能を使って読み取るアプリケーションだ。カメラを使って2次元バーコード(QRコード)を読み取る方式と違い、暗い場所や日射しが強い場所でも利用でき、読み取った情報からのメール・ブラウザ起動や画像・メロディの保存などにも対応する。ポスターなどに貼り付けたICタグにおサイフケータイをかざして情報を読み取る、といった用途を想定している。
iCタグリーダーは、11月15日9時から専用サイトでダウンロード配信を始めるほか、今後順次発売する2010年冬・2011年春モデルのおサイフケータイ搭載iモード端末16機種にプリインストールする。
対応機種は、FOMA 903iシリーズと703iシリーズ以降のおサイフケータイを搭載したiモード機。
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