iアプリ版「Opera Mini」が登場――被災地向けカスタマイズ仕様で
イーフローとOpera Softwareが、iアプリ版フルブラウザ「Opera Mini」を開発。被災地の情報収集手段として、β版を無料で提供する。
イーフローとOpera Softwareは、iアプリ版フルブラウザ「Opera Mini」のβ版をリリースした。10月末まで無料で利用できる。
東日本大震災の被災者が情報収集に苦労していると聞いた両社が、被災地向けのカスタマイズを加えた形で提供。iアプリ版の「Opera Mini」を利用することで、ドコモの携帯電話(フィーチャーフォン)からアプリを使ってPC向けサイトを閲覧できるようになる。
アプリはOpera Mini 6をベースに開発したもので、ドコモ端末168機種に対応。サムネイルからサイトに素早くアクセスできる「スピードダイヤル」に、震災関連情報サイトをプリセットして提供する。
サーバ側でのWebコンテンツの圧縮、タブブラウジング、パスワードの記憶、決定キーの長押しで表示されるコンテキストメニューなどの機能に対応するが、オフラインページ機能や画像保存、ファイルアップロード、タッチ操作には非対応。また、表示はQVGA固定となっている。
Opera Mini。アプリを起動するとスピードダイヤルが表示され、iアプリ版はここに震災関連のサイトがプリセットされる。サイトは全画面が表示され、見たいところにカーソルを合わせて決定キーを押すと瞬時に拡大される
なお、iアプリ版Opera Miniの開発には、MIDPアプリをiアプリに変換するイーフローの技術が使われており、Opera Mini本体に手を加えることなくiアプリ化することに成功したという。
アプリのダウンロードは、ドコモマーケット( http://appli.docomomarket.ne.jp/detail/BRW001_PM1_001?uid=NULLGWDOCOMO&guid=on&cid=10000002714 )から行える。
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