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ウィルコムの超低消費電力PHSチップセット、東京ガスの遠隔監視サービスで利用開始
東京ガスの「マイツーホー」向けに提供を開始。リチウム電池(2400mAh/3V)3本で10年以上駆動する。
ウィルコムは4月から、東京ガスの「マイツーホー」向けに超低消費電力PHSチップセットを実装したの通信端末の提供を開始した。
マイツーホーは東京ガスが1989年から提供しているサービスで、通信機能付きのガスメーターでガスの遮断や消し忘れの確認などを遠隔で行うもの。当初はアナログの電話回線を利用していたが、固定回線の多様化に伴って設備の変更が必要になり、戸別に装置の交換などで対応していた。なおガスメーターにPHSの超低消費電力チップセットが導入されるのは日本で初めて。
ウィルコムが開発した超低消費電力チップセットは、M2M向けに従来のPHSチップセットと比べて消費電力が約4分の1程度におさえられたもの。リチウム電池(2400mAh/3V)3本で10年以上駆動する。2011年にエイビットとともに開発を開始、2012年3月にガスメーターへの採用を発表していた。
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