写真で解説する「URBANO L01」(1/2 ページ)
幅広いユーザー層を意識したデザインと使いやすさを合わせ持つ京セラの「URBANO」。スマートソニックレシーバーや物理キーの採用、オプションでの「おくだけ充電」対応など、ほかのau夏モデルとはひと味違うモデルだ。
KDDIが2013年夏モデルとして発表したauの「URBANO L01」は、上質なデザインと使いやすさを特徴とする京セラ製のAndroidスマートフォンだ。
“URBANO”は、auのエルダー向けブランドとして2008年に誕生し、これまでフィーチャーフォンで4機種、スマートフォンで1機種が発売されているシリーズ。今回のURBANOはシリーズを通して6機種目、スマホでは2機種目のモデルとなる。2012年に発売されたシリーズ初のスマホ「URBANO PRGLESSO」も京セラ製で、今回のURBANOにも多くの特徴が継承された。スマートフォンのURBANOは想定ターゲットの年齢層をフィーチャーフォンのころから低く設定しているそうで、主に40代の男女を意識して開発された。
ちなみに製品名はブランド名と同じ「URBANO」で、これはフィーチャーフォン時代の第1弾端末と同じ名前。識別用に「L01」という型番を付けてはいるが、“これぞURBANO”という意気込みを表すためにも、ブランドと同名の製品名にしたという。
ボディは防水(IPX5/8)・防塵(IP5X)仕様で、カラーバリエーションはグリーン、ホワイト、ブルー、ブラックの4色。auの2013年モデルはラインアップ数だけでなく各モデルのカラーバリエーションも少なく、URBANOが最も多く色数を用意している。幅は約65ミリと、auの今夏モデルの中では一番スリム。背面側は大きなカーブを使って手になじむようになっており、手の平への収まりがよい。ほかの3モデルが幅69〜71ミリとワイドなことを考えると、このサイズ感に好感を持つ人も多いだろう。
ディスプレイは約4.7インチのHD(720×1280ピクセル)液晶で、ディスプレイ全体が振動して通話音声を伝えるスマートソニックレシーバーを搭載している。このほか、ノイズキャンセルやユーザーの好みに応じて通話音声を調整する機能、相手の声をゆっくり聞く機能なども搭載するなど、電話として通話しやすさにはかなり力が入っている。
外観で目を引くのは、アルミを使った物理キーの存在だ。ホーム/戻る/メニューキーのほか、サイドのボリュームキー、電源キーが金属パーツでできており、カメラ部も含めてデザイン上のアクセントになっている。物理式のホームキーなどは使いやすさのためでもあり、URBANOらしさを現わすポイントだろう。
URBANOが搭載するプロセッサーは1.5GHzデュアルコアのMSM8960で、メモリーはROMが16Gバイト、RAMが2Gバイト。メインカメラには有効約1300万画素CMOSを、インカメラには有効約97万画素CMOSを採用した。HDR撮影やスマイルシャッターなどが利用できるほか、一眼レフの様な背景をぼかした画像を合成する「背景ぼかし撮影」や夜景撮影時にノイズリダクションを自動でかける「夜景オートノイズリダクション」などを新搭載した。
バッテリーは2700mAhと大容量タイプで、ユーザーによる交換が可能。また付属のACアダプターと卓上ホルダを組み合わせれば、30分で満充電の50%まで充電できる急速充電が利用できる。さらに、オプションとして「おくだけ充電」に対応したバッテリーと専用の背面カバーの発売がアナウンスされている。なお、登場時期や価格はまだ未定だ。
SIMはauのAndroidスマートフォンとして初めてnano SIMを採用した。京セラはソフトバンクモバイル向け夏モデル「DIGNO R 202K」でもnano SIMを使っている。
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