厳選4モデル! KDDI、auスマートフォンの2013年夏モデルを発表
KDDIは、2013年夏モデルのAndroidスマートフォン4機種を発表した。IGZOと大容量バッテリーの長時間駆動、F1.9のレンズ、1秒15コマ連写など新機能を導入したモデルがそろった。
KDDIは5月20日に、auの2013年夏モデルを発表した。機種数を大幅に絞ったAndroidスマートフォン4機種をラインアップした。すべてのモデルで「4G LTE」に対応するほか、NFCをサポートした。なお、NTTドコモとソフトバンクモバイルの2013年夏モデルで登場した“フルセグ”対応について、KDDIでは、対応モデルを投入していない。
- →3M戦略第2弾は「ユーザーとのリレーション」──KDDI2013年夏モデル発表会
- →KDDI、下り最大100MbpsでのLTEサービスを順次開始
- →KDDIの「auスマートパス」が600万人を突破 既存ポータルと統合しタイムラインUIも導入
- →KDDI、auスマホ向けの有料サポートを開始――訪問サポートや端末レンタルなども提供
- →KDDI、イヤフォンマイクやタッチペンなどau夏モデル対応アイテムを発表
HTCの「HTC J One HTL22」は、メインカメラの有効画素を400万画素と抑える代わりに、画素あたりの集光量を高めて、自然な色合いで写真を撮れるようにした。撮影モードでは、シャッターを押す1秒前から4秒間の間で20枚の連写と3秒間の動画を1回のシャッターで撮影できる「HTC Zoe」モードを導入する。音響面では、フロント側に2基のステレオスピーカーを内蔵したほか、HTC J Oneに最適化したアンプを用意して、大きな音量でも音割れが起きないようにしている。ホーム画面では、ニュースやSNSの情報を見やすくレイアウトし、自動で情報を更新する「HTC BlinkFeed」を利用できる。
Xperia UL SOL22は、ドコモ向けにも供給されたグローバルモデルの「Xperia Z」をベースにauモデルとして独自に進化させたモデル。ULは“Ultimate”からとった名称だ。カメラでは、秒間15枚を無制限で連写できる。Xperia Zと同じく、イメージセンサーに「Exmor RS for mobile」を採用した。プレミアムおまかせオート機能は、36パターンのシーン撮影から最適なモードを自動で選択してくれる。また、動画のHDR撮影にも対応した。映像補正エンジンとして「モバイルブラビアエンジン2」を実装して、映像の明るさ分布をリアルタイムで解析してコントラストを調整。人の肌や原色に近い部分など、表示する色ごとに適切な色調整ができる。
シャープの「AQUOS PHONE SERIE SHL22」は、IGZOディスプレイと容量3080mAhのバッテリーの採用で長時間駆動を実現したモデルだ。急速充電にも対応し、約60分で1日の動作に必要な充電が可能だ。また、カメラでは、F1.9のレンズを採用したことで、暗いシーンや動きの速いシーンでも撮影が可能になった。UI(ユーザーインタフェース)では、ディスプレイをなぞったりボディをタップしたりすると画面表示のオンとオフを切り替える操作や2画面表示(特定アプリの組み合わせに限る)の「アナザービュー」を導入した。
京セラの「URBANO L01」は、容量2700mAhのバッテリーと「省電力ナビ」機能を備え、こちらも長時間駆動を目指したモデルだ。初めてスマートフォンを利用するユーザーを想定して、見やすく使いやすいデザインを取り入れたほか、ディスプレイが振動して音を伝える「スマートソニックレシーバー」と、通話で相手の音声が聞きやすいように補正する機能を導入。本体には、ホーム、戻る、メニューの物理キーを備えた。本体デザインでは、各部に金属パーツを採用して質感を高めたほか、幅65ミリで背面に丸みを持たせたことで本体を持ちやすくしている。
機種名 | 特徴 | 詳細記事 | 写真記事 |
---|---|---|---|
HTC J One HTL22 | 4.7インチで解像度1080×1920ピクセルのディスプレイを搭載。OSはAndroid 4.1。プロセッサーはクアッドコアのAPQ8064(1.7GHz)。ROMは32GバイトでRAMは2Gバイト。防水と防塵には対応しない。 | 詳細記事 | − |
Xperia UL SOL22 | 約5インチで解像度1080×1920ピクセルのディスプレイを搭載。OSはAndroid 4.1。プロセッサーはクアッドコアのAPQ8064(1.5GHz)。ROMは16GバイトでRAMは2Gバイト。防水IPX5/IPX7と防塵IP5Xをクリア。「Exmor R for mobile」「モバイルブラビアエンジン2」「WALKMAN」アプリを導入する | 詳細記事 | 写真解説 |
AQUOS PHONE SERIE SHL22 | 約4.9インチで解像度720×1280ピクセルのIGZOディスプレイを搭載。OSはAndroid 4.2。プロセッサーはクアッドコアのAPQ8064(1.7GHz)。ROMは16GバイトでRAMは2Gバイト。防水IPX5/IPX7と防塵IP5Xをクリア。IGZOディスプレイと3080mAhバッテリーで長時間駆動を目指したモデル。F1.9レンズ搭載カメラで撮影シーンを広げた。 | 詳細記事 | 写真記事 |
URBANO L01 | 約4.7インチで解像度720×1280ピクセルのディスプレイを搭載。OSはAndroid 4.2。プロセッサーはデュアルコアのMSM8960(1.5GHz)。ROMは16GバイトでRAMは2Gバイト。防水IPX5/IPX7と防塵IP5Xをクリア。金属製のハードキーを本体正面に3基搭載。本体のデザインにあわせたロック画面を用意。スマートフォンを初めて使うユーザーを想定したオリジナルUIも導入した。 | 詳細記事 | 写真記事 |
(記事掲載当初、SHL22の解像度表記に誤りがありました。おわびして訂正いたします)
関連キーワード
KDDI | au | Xperia | HTC | Androidケータイ | IGZO | AQUOS PHONE | AQUOS PHONE SERIE | 4G LTE | Android 4.1 | Android 4.2 | URBANO
関連記事
- フルメタルボディに“新しい”カメラ、サウンド、UIを搭載――「HTC J One HTL22」
HTCのグローバルモデル「HTC One」の日本向けモデルがKDDIから発売される。「HTC J One HTL22」は、フルメタルボディに4.7インチフルHDディスプレイ、Ultra Pixelカメラ、フロントデュアルスピーカーなどを搭載した。 - 高密度な大画面でカメラも音楽も楽しめるXperiaシリーズの究極形――「Xperia UL SOL22」
ソニーモバイル製の「Xperia UL SOL22」は、有効約1310万画素で秒間15枚の無制限連写が可能なカメラを搭載。おなじみのWALKMANアプリではイルミが輝く。 - IGZOと3080mAhバッテリーで3日は持つ──「AQUOS PHONE SERIE SHL22」
最新“SERIE”は、省電力な液晶ディスプレイと大容量バッテリーの長時間駆動に加えF1.9の明るいレンズで実現した高機能カメラを搭載した。 - 機能はもちろん、上質さと使いやすさ、そしてスタミナ重視の“大人”たちへ――「URBANO L01」
大人向けブランド“URBANO”のスマートフォン第2弾は、金属パーツを使って上質さをアップ。ケータイを意識した使い勝手と充実の通話機能、そして大容量バッテリーと進化した省エネ機能も備えた。 - KDDI、auスマホ・タブレットの2012年冬モデル10機種を発表――全機種LTEに対応しテザリングも提供
KDDIは、2012年冬モデルとなるauのAndroidスマートフォン9機種とタブレット1機種の計10モデルを発表した。全機種がauの4G LTEに対応しテザリングも可能。スマホはすべてワンセグやおサイフをサポートする。 - WiMAX搭載GALAXY S II、新型Xperia、テンキー付きINFOBAR――KDDIがau春モデルを発表
KDDIがau春モデル5機種を発表。「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」「Optimus X IS11LG」「Xperia acro HD IS12S」「MOTOROLA RAZR IS12M」に加え、テンキー付き「INFOBAR C01」も登場した。 - WiMAX対応、デュアルコア、防水のAndroidにWiMAX+3Gルーターも――au 2011年冬モデル11機種
KDDIが2011年冬モデルを発表。法人向けのケータイやタブレットを含む全11機種をラインアップした。Androidスマートフォンには、かねてからの予告通りWiMAXに対応したモデルを4機種追加。さらに「IS03」の後継モデルや「MEDIAS」ブランドの新スマートフォンも登場する。3GとWiMAXに対応したモバイルWi-Fiルーターも用意した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.