フルメタルボディに“新しい”カメラ、サウンド、UIを搭載――「HTC J One HTL22」:4G LTE対応
HTCのグローバルモデル「HTC One」の日本向けモデルがKDDIから発売される。「HTC J One HTL22」は、フルメタルボディに4.7インチフルHDディスプレイ、Ultra Pixelカメラ、フロントデュアルスピーカーなどを搭載した。
海外で発売されたHTCのスマートフォン「HTC One」が日本に上陸。「HTC J One HTL22」としてKDDIから6月上旬以降に発売される。
HTC J One HTL22は、筐体の素材、カメラ、オーディオ、UI(ユーザーインタフェース)に新しい要素を盛り込んだスマートフォン。外観は、本体のほぼ全面に金属を使用したフルメタルボディが大きな特長で、従来のスマートフォンにはない質感を目指した。ボディカラーはホワイトメタルとブラックメタル。グローバル版のレッドは用意されない。
機能面で特に注力したのがカメラだ。「Ultra Pixel」と呼ぶ新しいCMOSセンサーは、画素数を400万に抑えたことで、1つの画素に、よりたくさんの光を取り込めるようになった。センサーサイズは1300万画素のそれと同等ながら、400万画素センサーの画素サイズは、1300万画素センサーの画素と比べて約3倍の大きさになるため、取り込む光の量も1300万画素センサーと比べて約3倍に向上。そしてノイズは50%抑えられるという。「HTC Zoe」という新しいカメラ機能では、シャッターを押す1秒前から、4秒間20枚の写真と3秒間の動画を同時に撮影できる。HTC Zoeで撮った1シーンをキャプチャ、編集して静止画として保存することも可能だ。日付やイベントごとに、撮影した写真がBGMとともにダイジェストで30秒間流れる「ビデオハイライト」も用意した。
本体前面(ディスプレイの上と下)にはステレオスピーカー「HTC BoomSound」を搭載したほか、これまではイヤフォン接続時にしか有効にならなかったBeats Audioのチューニングを、内蔵スピーカーにも採用した。このスピーカーには端末に最適化された独自アンプを内蔵しており、パワフルかつ音割れの少ないサウンドを楽しめる。
ホーム画面に採用した新しいUI「HTC BlinkFeed」も新しい要素の1つ。ニュース、カレンダー、Facebook、Twitterなどの更新情報が時系列に自動更新され、ユーザーはホーム画面にアクセスするだけで、さまざまな情報を得られる。
“J”の名が付くとおり、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信といった日本向け機能は備えているが、防水と防塵には対応しない。ディスプレイはフルHD表示(1080×1920ピクセル)対応の4.7インチで、468ppiという高いピクセル密度を誇る。プロセッサーはQualcommのSnapdragon 600 APQ8064T(1.7GHzクアッドコア)を採用した。メモリはROM(ストレージ)が32Gバイト、RAMが2Gバイト、外部メモリは最大64GバイトのmicroSDXCに対応する。
機種名 | HTC J One HTL22 |
---|---|
OS | Android 4.1 |
CPU | APQ8064T(1.7GHzクアッドコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約69×138×10.5ミリ |
重さ | 約157グラム |
連続通話時間 | 約820分 |
連続待受時間 | LTE:約370時間、3G:約450時間 |
バッテリー容量 | 2300mAh |
アウトカメラ | 有効約400万画素CMOS(AF/手ブレ補正対応) |
インカメラ | 有効約210万画素CMOS |
メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(別売/最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.7インチフルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶 |
ボディカラー | ホワイトメタル、ブラックメタル |
主なサービス・機能 | 4G LTE(下り75Mbps/上り25Mbps)、WIN HIGH SPEED(下り9.2Mbps/上り5.5Mbps)、GLOBAL PASSPORT(CDMA/GSM/GPRS/UMTS)、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n、2.4GHz+5GHz)、Wi-Fiテザリング(8台)、GPS、Bluetooth(4.0)、FeliCa/NFC、赤外線通信、ワンセグ、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)、SMS(Cメール) ほか |
発売日 | 6月上旬 |
関連キーワード
HTC | 金属ボディ | カメラ | ユーザーインタフェース | ディスプレイ | スマートフォン | スピーカー | フルHD | HTC One | KDDI | 4G LTE | CMOS | 外部メモリ | Facebook | LTE(Long Term Evolution) | クアッドコア | QUALCOMM(クアルコム) | Snapdragon | Twitter | 防水
関連記事
- HTC、アルミユニボディ採用のグローバルモデル「HTC One」を発表
HTCが2月19日(現地時間)、フラッグシップモデル「HTC One」の最新モデルを発表した。フルHD液晶ディスプレイやクアッドコアプロセッサーなど、最新のスペックを盛り込んだグローバルモデルだ。 - 4G LTE対応:5インチフルHD液晶搭載、Android 4.1の高機能モデル――「HTC J butterfly HTL21」
Androidスマートフォンとしてはおそらく世界初となる、フルHD表示の5インチディスプレイを採用したスマートフォンが「HTC J butterfly」だ。日本だけでなく、アジアで人気の“HTC Jブランド”第2弾は、美しさと気持ちよさを追求した。 - 本当に“ひとめぼれ”する?:写真と動画で解説する「HTC J butterfly HTL21」
LTE、5インチフルHD液晶、クアッドコアCPU、Android 4.1などau冬モデルの中でも一際高いスペックが目を引く「HTC J butterfly」。デザインも初代HTC J以上に洗練された印象で、美しさと高機能を兼ね備えた注目の1台だ。 - 海外から嫉妬の嵐?:スペックだけじゃない――“ひと目惚れ”スマホ「HTC J butterfly」で目指すもの
「米国や欧州でも発売してほしい」――そんな声が聞こえるほど注目を集めているHTCの新型スマートフォン「HTC J butterfly」。5インチフルHD液晶やクアッドコアCPUなどスペックの高さが注目されやすいが、HTCが訴求したいのはスペックだけではないという。 - Android 4.1搭載:KDDI、5インチフルHD液晶の「HTC J butterfly」を12月9日から順次販売
KDDIとHTCがコラボした「HTC J」がさらに進化。防水ボディに5インチのフルHD液晶を搭載し、高速な4G LTEに対応。800万画素のアウトカメラに加え、インカメラには210万画素CMOSと広角レンズも備えた。 - 予約なしでの入手は困難?:「HTC J butterfly HTL21」発売、一括価格は7万円台後半
フルHD液晶やクアッドコアCPUを搭載したauのスマートフォン「HTC J butterfly HTL21」が発売された。都内量販店では、一括価格は7万円代後半と案内されていた。 - 「HTC J butterfly HTL21」の“ここ”が知りたい:第1回 サイズ感はどう? 卓上ホルダは利用できる?――「HTC J butterfly HTL21」
冬モデルの中でも特に注目度の高い「HTC J butterfly HTL21」の気になるポイントを、数回にわたってレビューしてきたい。第1回では同梱品、卓上ホルダ、SIMスロット、サイズ感、通知ランプを調べた。 - 「HTC J butterfly HTL21」の“ここ”が知りたい:第2回 ホーム画面の操作性はどう? サクサク動く?――「HTC J butterfly HTL21」
スマートフォンの顔ともいえるホーム画面。「HTC J butterfly」ではHTCが開発した「HTC Sense 4+」が採用されており、さらに操作性に磨きがかけられている。そのUIと、動作がどれだけスムーズなのかを紹介しよう。 - 「HTC J butterfly HTL21」の“ここ”が知りたい:第3回 便利で“楽しい”――「HTC J butterfly」のロック画面をいじる
ロック画面はロックを解除するためだけの味気ない画面――そんなイメージがあるかもしれないが、HTC J butterflyのロック画面はひと味違う。さまざまなカスタマイズ方法と、見るだけで楽しい画面を交えて紹介しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.