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ウィルコム、迷惑電話を判別するサービスなどをPHS向けに提供 11月14日から:緊急通報と災害用音声お届けサービスにも対応
ウィルコムは、11月14日から迷惑電話からの着信かどうかを判別するサービスをPHS端末向けに提供する。月額210円で利用可能だ。
ウィルコムはPHS端末向けに、迷惑電話の疑いのある番号から着信があった際に自動判別して警告を表示する「モバイル迷惑電話チェッカー」を11月14日から提供する。オプション料金として月額210円かかる。
迷惑電話の疑いのある番号からの着信は、そのまま着信拒否にすることも、電話に出ることもできる。Bluetooth連携でスマートフォンの子機としてPHS端末を使っていた場合は、スマートフォンへの着信も判別対象となる。対応機種は、サービス提供開始時点で「LIBERIO2 WX11K」「WX12K」の2機種のみとなっている。
現在固定電話回線向けに発売している「迷惑電話チェッカー WX07A」は、西東京市や杉並区、三鷹市などでモニター利用を実施している。警視庁、千葉県警から迷惑電話番号情報の提供を受け、データベースの精度をより向上させているという。
また、ウィルコムは「緊急速報メール」と「災害用音声お届けサービス」もPHS向けに提供する。緊急速報メールは11月14日の開始で、災害用音声お届けサービスは12月中旬以降の開始となる。どちらも携帯電話では利用できていたもので、サービスの内容は共通する。緊急速報メールでは、気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報を無料で受信でき、災害用音声お届けサービスでは、大規模災害時に音声メッセージで安否情報を確認できる。
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