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位置情報サービスを短期間で提供――ドコモが法人向けプラットフォームを開発:専用の小型GPS端末も
ドコモは、法人向けのクラウド型位置情報プラットフォーム「かんたん位置情報サービス」を発表した。対応の小型GPS機器を使って、独自の位置情報サービスを短期間で開始できる。
NTTドコモは11月21日、ユーザーの位置通知と第三者による位置検索に機能を絞った法人向けのクラウド型位置情報プラットフォーム「かんたん位置情報サービス」を発表した。2014年1月下旬の提供を予定している。
かんたん位置情報サービスはスマートフォンや携帯電話から小型GPS端末などの位置を検索するためのプラットフォームで、主に位置情報事業を検討している企業向けのもの。見守りサービスとして小型GPS端末を利用したサービスを簡易かつ安価に、また短期間で提供するだけでなく、既存のサービスとの連携など業界の特性に応じ柔軟な対応が可能だという。対応端末は小型タイプ、防犯ブザータイプ、M2M向けのモジュールタイプを用意している。
小型GPS端末を使った位置情報サービスは、高齢者や子供の見守り、建設機械や車両の位置情報管理、バイクや自転車の盗難防止など幅広い分野・業界での利用が見込まれている。ドコモはサービス開始に先立ち、認知症高齢者の見守りサービスとしての有用性と実用性を検証するための実験を、秋田県で行なう。実験には小型GPS端末を取り付けた靴やサンダル、服などが使われれ、期間は11月21日から2014年2月28日まで。
また11月22日に東京都・港区の「青山TEPIA」で開催される「MCPCモバイルソリューションフェア2013」にも参考出展する。
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