「後で消せる」ビデオメッセンジャー「Skype Qik」登場
Microsoft傘下のSkypeが、42秒までのビデオをグループ内でメッセージとして共有する新しいモバイルアプリ「Skype Qik」をiOS、Android、Windows Phone向けに公開した。送ったビデオを後から削除でき、2週間後には自動的に消滅するのが特徴だ。
米Microsoft傘下のSkypeは10月14日(現地時間)、単体のグループビデオメッセンジャーアプリ「Skype Qik(クイックと発音する)」を公開した。iOS、Android、Windows Phone版をそれぞれのアプリストアからダウンロードできる。
LINEのようにグループを作り、グループ内でビデオメッセージを共有できる。送信者は共有したビデオをグループ全員のQikから削除でき、削除しなくても2週間後には自動的に消滅するのが特徴だ(ただし受信者はビデオを保存でき、保存したビデオを送信者が削除しても受信者の端末に残る)。
端末の電話番号でサインアップするので、新たなユーザー名やパスワード、Skypeのアカウントは不要。一般的なメッセンジャーアプリと同様に、端末内のアドレス帳に登録してある友達にすぐにビデオメッセージを送信できる。相手がまだSkype Qikをインストールしていない場合は、インストール方法を紹介するSMSが届く。
アプリのピンクのボタンをタップすると撮影が始まり、もう1度タップするとそのビデオを送信する。最長42秒までのビデオを撮影・送信できる。送受信できるのはビデオだけで、テキストや音声は使えない。
すぐに返事のビデオを送信できない場合のために、あらかじめ「いいね!」(親指を立てたしぐさなどで表現)のような短いビデオ「Qik Flik」を12本まで用意できる。
このアプリは、Skypeが2011年1月に買収した米Qikの技術を基に開発したもの。オリジナルのQikは今年の4月に提供を終了している。
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