“タフネス難民”希望の星 「TORQUE」の打たれ強さを確認してきた:故障率も低い(3/5 ページ)
KDDIと京セラが高耐久スマホ「TORQUE」の耐久試験を公開。一度途絶えたタフネスモデル復活の背景と、世界初という耐海水性能を実現するための開発経緯も説明した。
スマホケースには着せ替えを楽しむ用途もあるが、タフネススマホはほかにはないデザインのため、ケースで背面全体を覆うことはせず、できるだけ本体が見えるように設計したという。純正オプションであることを生かし、端末側にもホルダーとの位置合わせで使うノッチが設けてある。このホルダーはG01用、G02用があるが、新しいG02用はさらに小型化してスマホ背面がよく見えるようになった。近藤氏は「G01用のケースはau +1 collectionで半年以上ランキングのトップだった。G02用はさらに本体を隠さないデザインの、まさに究極のケース(ホルダー)」と自信を見せていた。
アウトドアアプリ業界も注目
2014年夏に発売されたG01には、タフネスモデルを待ち望んでいたアウトドアユーザーや法人ユーザーからだけでなく、アウトドア業界からも反響があったという。中でも「プリセットアプリに海や山で本格的に使えるものが少ない。一緒に盛り上げていきたい」という声があり、G02ではアプリベンダー2社と協力してサーファー向けの波情報アプリ「なみある?」(サイバード)と登山用マップアプリの「YAMAP」(セフリ)をプリセットした。
プリセット版のなみある?にはG02専用ウィジェットが用意されているほか、G02ではYAMAPの有料プランが3カ月間無料になるなど、機種限定の特典が付くのが特徴だ。
さらにスマホとBluetoothで連携するカシオ計算機の腕時計「G-SHOCK」(GB-6900B、GB-X6900B、 GB-5600B、GB-6900AA/AB、 GB-5600AA/AB)にも対応した。専用アプリの「G-SHOCK+」をインストールすることで、スマホの着信通知をG-SHOCKに転送できるなど、スマートウォッチとして利用できる。
G-SHOCK+アプリはiPhoneのほか、Androidではサムスン電子とシャープ、京セラの一部のスマホでしか利用できない。カシオ計算機はG'zOneシリーズの開発に関わってこたこともあり、当初はTORQUE G01のサポートに難色を示していたが、「何度も通ってお願いし、対応していただいた」(近藤氏)と明かした。
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