ベゼルを回して操作 Samsung発表イベントで「Gear S2」をチェック――「Galaxy View」の予告も:デジタルクラウンより使いやすい(2/2 ページ)
丸くなった理由はベゼルを回して操作するため。デジタルクラウンより使いやすいとか。そして新デバイスの予告も。
デザインは2種類、3G版は「eSIM」搭載
Samsung Gear S2のデザインは、プラスチックベルトを採用したカジュアルデザインの「Gear S2」と、高級腕時計ライクなデザインを取り入れた「Gear S2 Classic」の2種類。さらにGear S2には、Bluetooth/Wi-Fiのみに対応するモデルと、音声通話も可能な3G対応モデルの2種類がある。
この3GモデルはSIMを本体に組み込んだ「eSIM」方式を採用。そのため販売先は、eSIMでのサービスを提供できる一部の事業者のみとなる模様だ。なおGear S2 Classicは3G非対応となっている。
本体は防水/防じん(IP68相当)対応で、ディスプレイガラスには傷に強いGorilla Glass 3を用いた。そしてスマートウォッチで気になるの電源周りだが、充電はケーブルの着脱が不要のワイヤレス充電に対応。本体のバッテリー残量が少なくなると省電力モードとなり、画面表示がカラーからモノクロになるなど、消費電力を低減させる仕組みを取り入れている。
発売は10月の予定で、価格や販売国については発表会ではまだアナウンスされなかった。
Gear S2本体。こちらのタイプはベルトは専用品を利用。カラバリはホワイトとグレーの2色。別色のベルトも発売予定。ディスプレイは1.2型タッチパネルで、Gorilla Glass 3で傷がつきにくい
情報未公開の新デバイス「Galaxy View」を予告
なお今回の発表会の最後には、全く予告されていなかった新デバイス「Galaxy View」が10月に発表されるというアナウンスが行われた。公開されたのはイメージ動画のみだが、超大画面タブレットともうわさされている。
Samsungは8月のGalaxy Note5/Galaxy S6 edge+発表会で、9月にGear S2を発表すると予告。そして今回のGear S2発表会ではGalaxy Viewを予告と、新製品発表会で“One More thing”ではなく、次なる新製品を予告するという期待感を持たせる演出を立て続けに行っている。
関連記事
- 特集:IFA 2015
- Samsung、円形ディスプレイの腕時計型ウェアラブル「Gear S2」を発表
Samsungが「Gear」シリーズのウェアラブルデバイスの最新モデルを発表した。円形ディスプレイが特徴で、クラシカルな見た目のモデルや3G通信対応モデルも用意する。各種機能の詳細は、ドイツで行われるメディア向けイベントで明らかとなる予定。 - 大画面と小型のジレンマを解消?――「Galaxy S6 edge+」「GALAXY Note 5」はココが進化した
ニューヨークで発表されたSamsung Electronicsのフラッグシップ製品2つ。「Galaxy S6 edge+」と「GALAXY Note 5」は何が進化したのか? 発表内容と実機を中心にリポートする。 - Samsung、5.7型の「Galaxy S6 edge+」「GALAXY Note 5」を発表――「Samsung Pay」も開始
Galaxy S6 edgeがさらにサイズアップした「Galaxy S6 edge+」と、Galaxy S6をベースにしたNoteシリーズの最新モデル「GALAXY Note 5」が登場。NCFとMSTによる決済サービス「Samsung Pay」も韓国と米国で開始する。 - 日本の「Galaxy S6/S6 edge」にSamsungロゴがない理由は?――新COO堤氏が語る
IoTやソリューションの核になるのが「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」――。サムスン電子ジャパンのCOOに就任した堤浩幸氏が、新Galaxyへの思いを語った。 - 「GALAXY」から「Galaxy」へ――サムスンが「Galaxy S6/S6 edge」で目指す新しい世界
サムスンが「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」を国内で初披露。VRゴーグルの「Gear VR」も初めて国内投入されることが明らかとなった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.