ファーウェイ、SIMフリースマホ「P9」「P9 lite」を6月17日発売
Huaweiのフラッグシップスマートフォン「P9」が日本に上陸する。また、同機種をベースにスペックを抑えてリーズナブルな価格を実現した「P9 lite」も合わせて登場する。
ファーウェイ・ジャパンは6月9日、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「HUAWEI P9」と「HUAWEI P9 lite」を日本国内で6月17日に発売することを発表した。想定販売価格はP9が5万9800円、P9 liteが2万9980円(ともに税別)となる。両機種ともに同社の公式オンラインストア「Vモール」のほか、主要な家電量販店、Web通販サイト、MVNO(仮想移動体通信事業者)で販売する。
P9:ライカと共同開発したカメラを搭載するフラッグシップモデル
P9は、4月6日(現地時間)にロンドンで発表されたHuaweiの新しいフラッグシップスマホ。アウトカメラとして、ライカと共同開発した1200万画素のデュアルカメラを搭載。より高画質な写真を撮影できることが大きな特徴だ。インカメラは800万画素のセンサーを採用している。
日本では「EVA-L09」というシングルSIM・NFC対応モデルを販売する。このモデルはプレステージゴールド、ミスティックシルバー、チタングレーの3色展開だが、日本ではプレステージゴールドを除く2色を販売する。
- →Huawei、ライカレンズ採用の「P9」「P9 Plus」を発表――1200万画素のデュアルカメラを搭載
- →ライカ品質のレンズで「芸術的な写真」が撮れる――「P9/P9 Plus」で目指した新しい体験
- →iPhone 6sとも比較――「HUAWEI P9」の外観、持ちやすさ、CPU性能をチェックする
プロセッサはHiSiliconの「HUAWEI Kirin 955」(CPU部は2.5GHz 4コア+1.8GHz 4コア)を採用。メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBを搭載する。外部ストレージは最大128GBのmicroSDXCに対応する。ディスプレイは5.2型でフルHD(1080×1920ピクセル)解像度のIPS液晶を搭載する。
バッテリー容量は3000mAhで、ユーザーによる交換には対応しない。連続待受時間はLTE/W-CDMAネットワークで約566時間、GSMネットワークで約526時間で、連続通話時間はW-CDMA利用時が約18時間、GSM利用時が約33時間となる(いずれの時間もメーカー調べ)。
OSはAndroid 6.0で、Huawei独自のユーザーインタフェース「Emotion UI 4.1」を組み合わせている。
EVA-L09がモバイル通信で対応する周波数帯(Band)は以下の通りとなる。なお、LTEの最高通信速度は下りが262.5Mbps(キャリアアグリゲーション対応)、上りが50Mbps(いずれも理論値)で、au(KDDIと沖縄セルラー電話)のネットワークには非対応となる。
- LTE(FD-LTE):Band 1、2、3、4、5、6、7、8、12、17、18、19、20、26、28
- LTE(TD-LTE):Band 38、39、40
- W-CDMA:Band 1、2、4、5、6、8、19
- GSM:850/900/1800/1900MHz帯
無線LAN(Wi-Fi)は、IEEE 802.11a/b/g/n(5GHz帯・2.4GHz帯)/acに対応している。外部接続端子には、コネクターの裏表を気にしなくてもよいUSB Type-Cを採用している。背面には360度どの向きでも認証ができる指紋認証センサーを搭載している。
P9 lite:P9をベースとしたコストパフォーマンス重視モデル
P9 liteは、P9をベースに一部のスペックを抑えた「P8 lite」の後継機種。日本では「VNS-L22」というモデルのブラック、ホワイト、ゴールドの3色を販売する。
プロセッサはHiSiliconの「HUAWEI Kirin 650」(CPU部は2.0GHz 4コア+1.7GHz 4コア)を採用し、外部ストレージは最大128GBのmicroSDXCに対応する。ディスプレイは5.2型のフルHD(1080×1920ピクセル)液晶を搭載する。アウトカメラは1300万画素のシングルカメラとなっているが、インカメラはP9と同じ800万画素のセンサーを搭載している。
バッテリー容量は3000mAhで、ユーザーによる交換には対応しない。連続待受時間はLTEネットワークで約610時間、W-CDMAネットワークで約630時間、GSMネットワークで約600時間で、連続通話時間はW-CDMA利用時が約18.9時間、GSM利用時が約31.5時間となる(いずれの時間もメーカー調べ)。
OSはAndroid 6.0で、Huawei独自のユーザーインタフェース「Emotion UI 4.1」を組み合わせている。
VNS-L22がモバイル通信で対応する周波数帯は以下の通りとなる。なお、LTEの最高通信速度は下りが150Mbps、上りが50Mbps(いずれも理論値)で、auのネットワークには非対応となる。
- LTE(FD-LTE):Band 1、2、3、5、7、8、19、28
- LTE(TD-LTE):Band 40
- W-CDMA:Band 1、5、6、8、19
- GSM:850/900/1800/1900MHz帯
SIMカードはNanoサイズのものを2枚搭載できる「デュアルSIM」構成だが、うち1スロットはmicroSDと排他となる。NFCには対応しない。
無線LAN(Wi-Fi)は、IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)に対応している。5GHz帯の無線LANには対応しない。外部接続端子はMicro USBを採用している。背面には360度どの向きでも認証ができる指紋認証センサーを搭載している。
機種名 | HUAWEI P9(EVA-L09) | HUAWEI P9 lite(VNS-L22) |
---|---|---|
メーカー | Huawei | |
OS | Android 6.0+EMUI 4.1 | |
プロセッサ | HUAWEI Kirin 955/2.5GHz 4コア+1.8GHz 4コア | HUAWEI Kirin 650/2.0GHz 4コア+1.7GHz 4コア |
メインメモリ | 3GB | 2GB |
ストレージ | 32GB | 16GB |
外部メモリ | microSDXC(最大128GB) | |
ディスプレイ | 約5.2型 フルHD IPS液晶 | |
解像度 | 1080×1920ピクセル | |
バッテリー容量 | 3000mAh | |
アウトカメラ | 約1200万画素CMOS×2 | 約1300万画素CMOS |
インカメラ | 約800万画素CMOS | |
ボディーカラー | ミスティックシルバー、チタングレー | ブラック、ホワイト、ゴールド |
サイズ | 約70.9(幅)×145(高さ)×6.95(奥行き)ミリ | 約72.6(幅)×146.8(高さ)×7.5(奥行き)ミリ |
重量 | 約144グラム | 約147グラム |
対応周波数帯 (モバイル) |
LTE(FD-LTE):Band 1、2、3、4、5、6、7、8、12、17、18、19、20、26、28 LTE(TD-LTE):Band 38、39、40 W-CDMA:Band 1、2、4、5、6、8、19 GSM:850/900/1800/1900MHz帯 |
LTE(FD-LTE):Band 1、2、3、5、7、8、19、28 LTE(TD-LTE):Band 40 W-CDMA:Band 1、5、6、8、19 GSM:850/900/1800/1900MHz帯 |
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