月額500円から利用できる格安SIM「エキサイトモバイル」、7月1日から提供:従量課金/定額の2コースを用意
エキサイトが、新たな格安SIMサービス「エキサイトモバイル」を7月1日に開始する。毎月の通信量に応じて料金が変わるプランと、毎月の料金が決まっている定額プランを用意。最大5枚のSIMカード追加や不通期間なしのMNPにも対応する。
エキサイトが、新たな格安SIMサービス「エキサイトモバイル」を7月1日に開始。6月20日から予約を開始する。エキサイトモバイルはNTTドコモのネットワークに対応しており、ドコモのスマートフォンやSIMロックフリースマートフォンで利用できる。※価格はいずれも税別。
「最適料金プラン」と「定額プラン」を用意
料金プランは、毎月の通信量に応じて料金が変わる「最適料金プラン」と、毎月の通信量をあらかじめ決められる「定額プラン」の2種類を用意。申し込み時には3000円の契約事務手数料がかかる。
利用したデータ量に応じて料金が決まる最適料金プランは、月500円で200kbpsの低速通信が利用できるメニューからスタート。次が月630円で500MBまでの高速通信、その次が月660円で1GBまでの高速通信で、以降は1GBごとに料金が加算され、月2380円で10GBが最高となる。後述するSIM3枚コースでは、月3980円で15GBまで利用できる。
定額プランでは、月670円で1GB、月770円で2GB、月900円で3GB、月2250円で9GB、月4750円で20GBのプランを用意する。
上記の金額に140円をプラスすることでSMSが、700円をプラスすることで音声通話(SMS付き)が利用できる。ただし音声SIMには12カ月の最低利用期間が設けられており、期間内に解約をすると9500円の解約事務手数料が発生する。
月の途中で高速データ通信量を上限まで使い切ると200kbpsに速度が制限されるが、1GBあたり580円の追加容量チャージを利用することで、高速通信を使い続けられる。
最大5枚のSIM追加や不通期間なしのMNPにも対応
1枚あたり月390円を支払うことで、1契約で3枚のSIMカードを運用できる「SIM3枚コース」も提供。さらに2枚を追加して、最大5枚のSIMカードを運用できるので、家族でまとめて契約する際に便利だ。
MNPにも対応しており、不通期間なしで、ユーザーが好きなタイミングで乗り換えることも可能。MNPについては6月27日から受け付ける。
「IIJmio」のように、高速通信と低速通信を切り替える設定や、低速通信時に一定量は高速で通信できる「バースト転送」を用意した。なお、低速通信時に3日で366MBを超える通信をすると、通信速度を制限する場合がある。高速通信は3日の制限は設けていない。
エキサイトモバイルは公式サイトで販売し、量販店などでの販売は予定していない。また、セットで購入できるスマートフォンの販売も、現時点では行わない。
キャンペーン
エキサイトモバイル公式Twitterアカウント(@Excite_mobile)をフォローし、「#エキサイトモバイル」「#モバイル川柳」のハッシュタグを付けて、携帯電話に関する川柳をつぶやくと、抽選で10人にカード型旅行券「JTBトラベルギフト」10万円分をプレゼントするキャンペーンを実施する。
「BB.exciteモバイルLTE」の新規受付は終了
エキサイトがこれまで提供していた「BB.exciteモバイルLTE」は、6月17日15時で新規申込受付を終了した。契約中のユーザーは引き続き利用できる。
BB.exciteモバイルLTEでは、月額670円(0GB)〜1170円(4GB)の定額プランと、SIM3枚コースを提供していたが、音声通話には対応していなかった。「音声通話の対応」「定額プランの拡充」「従量課金のコースの新設」が、エキサイトモバイルの主な新しいポイントだ。
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