スリープ中も常時ONのサブディスプレイ搭載――J:COM、「LG X screen」を8月18日発売:SIMロックフリー
LGのサブディスプレイ付きスマートフォンが、いよいよ日本に上陸する。J:COM MOBILE限定モデルとして、グローバルモデルにはないカラーを取りそろえている。
ジュビターテレコム(J:COM)は8月1日、同社のMVNOサービス「J:COM MOBILE」向けの新端末としてLGエレクトロニクス製Androidスマートフォン「LG X screen LGS02」を発売することを発表した。価格は3万3000円(税別、以下同)で、24回の分割払いでの購入にも対応する。8月18日から全国のJ:COMサービスエリアで販売する。
X Screenは、HD(720×1280ピクセル)解像度の4.93型液晶とは別に、520×80ピクセルの1.76型サブディスプレイ(セカンドスクリーン)を備えていることが大きな特徴。このサブディスプレイは常時点灯に対応しており、端末のスリープを解除しなくても日付や時計などを確認できるようになっている。
プロセッサはQualcommの「Snapdragon 410」(CPU部は1.2GHz×4コア構成)を採用し、2GBのシステムメモリと、16GBの内蔵ストレージを備えている。外部ストレージは最大200GBのmicroSDXCに対応する。バッテリー容量は2300mAhで、サブディスプレイ有効時は約140時間、無効時は約320時間の連続待受時間を確保している。
カメラはアウトカメラが約1300万画素、インカメラが約800万画素のセンサーを備えている。音声認識によるセルフタイマー機能や、ハンドジェスチャーによる自動撮影機能「ジェスチャーショット」にも対応している。
LG X screenは2月にグローバル発表されたモデルだが、J:COM向けのLGS02は、グローバルモデルにはないシャンパンゴールドとネイビーの2色展開となる。J:COMのオリジナルアプリや緊急地震速報アプリもプリインストールしている。J:COM MOBILEで利用する「au VoLTE」での通話にも対応しているが、「シンクコール」や「ボイスパーティー」には対応していない。
LGS02はSIMロックフリーの状態で販売するが、J:COM MOBILE以外での動作確認を行っていない。
オプションアクセサリーや保証サービスも提供
J:COMでは、LGS02で利用できるアクセサリーを端末とセットで販売する。セット販売するアクセサリーは以下の通り。
- LG X Screen用カバー・保護フィルムセット(レイ・アウト製):3600円
- サンディスク ウルトラ プラス microSDHC UHS-I カード(32GB):8400円
- SAL CASUALイヤホンマイク:3600円
アクセサリーの購入代金は一括払いのほか、分割払い(端末代金と合算)にも対応する。microSDHCとその他のアクセサリーをセット購入した場合はセット割引を受ける事ができる。カバー・保護フィルムセットを購入すると、保護フィルムはあらかじめ貼り付けられた状態で出荷される。
また、月額380円の「端末保証サービス」も提供する。このサービスはスマホセット契約時にのみ加入可能で、トラブル発生時に一定の代金(負担金)で交換機器の提供を受けることができる。保証期間は最長36カ月となる。交換機器の代金は以下の通り。
- 1回目:5000円
- 2回目:8000円
- 3回目以降:1万9800円
機種名 | LG X screen LGS02 |
---|---|
メーカー | LGエレクトロニクス |
OS | Android 6.0.1 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 410(MSM8916)/1.2Hz 4コア |
メインメモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB |
外部メモリ | microSDXC(最大200GB) |
ディスプレイ | 4.93型HD液晶(メイン)/1.76型液晶(サブ) |
解像度 | 720×1280ピクセル(メイン)/520×80ピクセル(サブ) |
連続通話時間 | 600分以上 |
連続待受時間 | 約320時間(サブディスプレイ オフ)/約140時間(サブディスプレイ オン) |
バッテリー容量 | 2300mAh |
アウトカメラ | 有効約1300万画素CMOS |
インカメラ | 有効約800万画素CMOS |
ボディカラー | シャンパンゴールド、ネイビー |
サイズ | 約71.8(幅)×142.6(高さ)×7.1(奥行き)mm |
重量 | 約120g |
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