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1〜2万円台の「Blade V7 Lite」「Blade E01」は買い?――2機種の違いや性能をレビュー(1/2 ページ)

1〜2万円台という低価格が魅力の「Blade V7 Lite」「Blade E01」。2機種のスペックやパフォーマンスなどを比べながら紹介していく。「Pokemon Go」を遊べるかも調べた。

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 この夏、ZTEからコスパの高いAndroidスマートフォン「ZTE BLADE V7 Lite」と「ZTE BLADE E01」が発売された。1〜2万円台という価格が魅力だが、コスパは高いのか? 2機種のスペックやパフォーマンスなどを比べながら紹介していく。

ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
「ZTE Blade V7 Lite」(右)と「ZTE BLADE E01」(左)

2機種の主な特徴

 ミュンヘンでデザインされたというBlade V7 Liteは、約5.0型HD(720×1280ピクセル)のディスプレイを持つスタンダードモデルだ。

 主なスペックは、64ビット1.0GHzの4コア CPU(MT6735P)、2GBのメインメモリ、16GBの内蔵ストレージ、最大32GBのmicroSD、Android 6.0、2500mAhバッテリー、Wi-Fi規格IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0。この他にAMラジオの番組がFMで聴けるワイドFMが搭載されている。

ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
Blade V7 Lite

 外観で特徴的なのは、2.5D加工された側面のフレームに溶け込むようなデザインの前面ガラスだ。少し盛り上がったような面構成だが、フリック時に画面端までしっかりと操作しやすい印象だ。曲面を主体としたメタルボディーは、薄さ約7.9mmながらアルミ合金による堅牢(けんろう)性を確保した。

 市場想定価格2万1800円(税別)という低価格ながら高い質感に仕上がっている。カメラについては前面・背面ともに約800万画素のものが搭載されている。今回レビュー用に借りた機種のカラーは「シルバー」だが、この他に前面がブラックの「グレー」の2色が用意されている。

ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
少し盛り上がった立体的な前面ガラスを採用
ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
アルミ合金製の曲面ボディーを採用している

 BladeV7 Liteの大きな特徴は、背面の指紋認証センサーだ。アウトカメラの下に配置された指紋センサーではロック解除ができるほかに、通知領域の表示、ミュージックプレーヤーのコントロールなども可能になっている。

ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
背面には多機能な指紋センサーを搭載
ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
SIMは縦2スロットを採用。スロット2はmicroSDとの兼用となっている

 Blade E01は市場想定価格1万4800円(税別)のエントリーモデルだ。約5.0型HD(720×1280ピクセル)のディスプレイ、64ビット 1.0GHzの4コア(MT6735P)はBlade V7 Liteと同じだが、メインメモリは1GB、内蔵ストレージは8GB、バッテリー容量は2200mAhで指紋認証センサーがないなど、Blade V7よりもスペックは劣る。また、Android OSのバージョンはAndroid 5.1で、Blade V7 Liteの6.0よりも古い。カメラはアウトが約800万画素、インが500万画素だ。

ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
BLADE E01

 背面に曲面を採用したBlade V7 Liteに対し、Blade E01はフラットなデザインを採用し、全く異なるシンプルで落ち着いた印象に仕上げている。厚さは約7.8mm、幅は約71mmとコンパクトに仕上がっており、手の小さな女性ユーザーでも持ちやすいだろう。カラーはブラックとホワイトの2種が用意されている。

ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
フラットな面で構成されたスクエアなボディーが特徴
ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
Blade V7 Liteと同じく、スロット2はmicroSDとの兼用となっている

スペックやUIの違いをチェック

 2機種の比較もしていく。外観の違いは先に紹介した通り、背面に指紋センサーを設け曲面を主体としたデザインのBlade V7 Lite、シンプルな面で構成されて持ちやすいBlade E01といったところだ。内蔵バッテリー容量も多少の違いはあるが、同じ5.0型ということでサイズの差はほとんどない。前面のタッチセンサー式のナビゲーションキーを採用しているのは共通している。

ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
両機種ともにタッチセンサーのナビゲーションキーを採用
ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01
薄さもほぼ同じくらいだ

 この他にも両機を触ると、メインメモリ容量の差も大きいと感じる。メモリはBLADE V7 liteが2GBで、BLADE E01が1GBだが、メモリはパフォーマンスに大きな影響を及ぼす。BLADE E01の1GBメモリでは、大容量のゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」をプレイすると動作が重くなることがあった。また、E01では画面の切り替え時にもたつきを感じることもあった。

「BLADE V7 Lite」「BLADE E01」の主な仕様
機種名 BLADE V7 Lite BLADE E01
メーカー ZTE
OS Android 6.0 Android 5.1
プロセッサ MT6735P /1GHz 4コア
メインメモリ 2GB 1GB
ストレージ 16GB 8GB
外部メモリ microSD対応
ディスプレイ 約5型HD
解像度 720×1280ピクセル
バッテリー容量 2500mAh 2200mAh
アウトカメラ 有効800万画素
インカメラ 有効800万画素 有効500万画素
ボディーカラー シルバー、グレー ホワイト、ブラック
サイズ 約70.2(幅)×143.8(高さ)×7.9(奥行き)ミリ 71(幅)×142.5(高さ)×7.8(奥行き)ミリ
重量 約135グラム 約155グラム
対応バンド LTE:Band 1(2.1GHz)、3(1.8GHz)、5(850MHz)、8(900MHz)、19(800MHz)
3G:Band 1(2.1GHz)、8(900MHz)、6/19(800MHz)
GSM:850/900/1800/1900MHz

 スペック以外ではホーム画面のUI(ユーザーインタフェース)の違いにも注目したい。Blade E01はGoogleが提供する純正のホームアプリを採用している。対してBlade V7 Liteは、iPhoneのようにホーム画面にアプリのアイコンなどを並べるものに近く、ホームとアプリトレイが分かれていない。初心者にはBlade V7 Liteのホームの方が分かりやすいが、ホームを細かくカスタマイズしたいのならE01の方が向いている。

ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01ZTE Blade V7 LiteとZTE BLADE E01 Blade E01のホーム画面はGoogleの純製に近い(写真=左)。対してBlade V7 Liteは中華メーカーがよく採用するホーム画面となっている(写真=右)

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