進化したカメラや4K HDRディスプレイの実力は？ 写真で解説する「Xperia XZ Premium」：Mobile World Congress 2017（2/2 ページ）

ソニーモバイルがXperiaのフラグシップモデル「Xperia XZ Premium」を発表。ソニーモバイルが今持つ先進的な技術を結集させた。外観、カメラ、ディスプレイの特徴をチェックしていく。

[村元正剛，ITmedia]

　Xperia XZ PremiumとXperia XZsには、「Motion Eye」という新しいカメラシステムを初搭載。センサーの大きさはそのままに、あえて画素数を2300万から1900万に減らし、画素サイズを約20％大きくし、画素の間隔も広げたという。Gレンズも改良されたそうだ。

左は前モデルXperia XZで撮った写真。夜景撮影におけるディテールの表現力が向上している

最大960fpsのスーパースロー撮影を実現

　ビデオモードにして、録画開始ボタンの上のアイコンをタップすると、スローモーションの撮影モードに切り替わる。撮影中にシャッターを押すと、そこにスローモーションが挿入される。これは、同じ「Motion Eye」を搭載するXperia XZsでも利用できる。

Xperia XZsの画面

シャッターを押す直前の画像が記録され、撮り逃しを防げる「Predicitive Capture（先読み撮影）」機能

　Xperia XZ Premiumと同じ「Motion Eye」を搭載するXperia XZsで、先読み撮影を試してみた。直前に自動撮影された4コマが表示された。人形が飛び出す瞬間を見た直後にシャッターを押したが、ちゃんと人形を撮影できた。

4Kディスプレイは、HDRにも対応。ソニーが液晶テレビ「BRAVIA」で培った技術が応用されている

　4KだがHDRには対応してなかったXperia Z5 Premium（下）と比較。HDRにより、明るい箇所の色が抜けたり、暗い箇所がつぶれたりすることなく、広いダイナミックレンジが得られる。

Xperia Z5 Premiumとディスプレイの画質を比較

「Amazonプライムビデオ」で配信されている4Kコンテンツも楽しめることもアピールされていた

NFCにも対応。チップは背面中央に搭載

Xperia XZ Premiumの内部構造。黒い部分は放熱加工が得られるグラファイトシート