ニュース
ZTE、下り1Gbpsを実現する「Gigabit Phone」を発表:Mobile World Congress 2017
ZTEが「Gigabit Phone」を発表。5G通信を見据えたスマートフォン。プロセッサにSnapdragon 835を搭載している。
ZTEは、スペイン バルセロナで開催されている「Mobile World Congress 2017」で、下り1Gbpsを実現するスマートフォンのプロトタイプ「ZTE Gigabit Phone」を発表した。MWCのブースにデモ機を展示している。ZTEが独自に開発した「Pre5G Giga+ MBBソリューション」によって実現したという。
Gigabit Phoneは、プロセッサにQualcommのSnapdragon 835を搭載しており、複数の周波数帯を束ねる「キャリアアグリゲーション」と、基地局と端末側に4つのアンテナを搭載する「4×4 MIMO」、情報密度を高めて一度に転送できるデータ量を増やす「256QAM」の技術によって実現している。また既存のネットワーク環境でデータ処理能力の3倍を実現した。
Gigabit Phoneはの具体的な発売スケジュールは決まっておらず、4Gのネットワークに5Gの技術を導入した「Pre 5G ソリューション」を、各国の通信事業者が商用化した後の発売となる。
ちなみに、ソニーモバイルも、下り最大1Gbpsの通信に対応した「Xperia XZ Premium」を発表している。
関連記事
- 4Kスマホが再び登場 ソニーモバイルが「Xperia XZ Premium」など4機種を発表
ソニーモバイルがXperia Xシリーズの4機種を発表。最もスペックが高いのは、4K HDRディスプレイを搭載する「Xperia XZ Premium」。ミッドレンジの「Xperia XA1」や6型の「Xperia XA1 Ultra」などもラインアップする。 - “5G時代”にドコモが果たす役割とは――吉澤和弘社長に聞く
MWCに日本の通信キャリアとして唯一、毎年出展しているNTTドコモ。今回、MWCの会場で吉澤和弘社長に単独インタビューをする機会を得た。5Gを中心に業界全体のパラダイムシフトが近づく中で、ドコモはどのような姿勢で臨むのか。 - 「日本市場で100万台の出荷を目指す」――ZTEに聞く、2017年のSIMフリー戦略
日本市場で存在感を高めつつあるZTE。CES 2017では「Blade V8」「Hawkeye」を発表したが、日本へ投入する予定は? また2017年はどのような戦略で日本市場を攻めていくのだろうか。 - ZTE、デュアルカメラ搭載の「Blade V8」発表 日本でも発売予定
ZTEがCES 2017でスマートフォンの新機種「Blade V8」を発表。1300万画素と200万画素のデュアルカメラを搭載しており、ボケ味のある一枚を撮れる。インカメラは高画素の1300万画素となっている。 - スマホの常識を超えるオーディオ体験を――ZTEが「AXON 7」「AXON 7 mini」を10月21日発売
ZTEジャパンが、5.5型の「AXON 7」と5.2型の「AXON 7 mini」を日本に導入する。旭化成エレクトロニクスのオーディオ専用チップ、Dolby Atmos、デュアルスピーカーを搭載。「スマートフォンの常識を超えるオーディオ体験ができる」という。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.