スーパースローモーション撮影が楽しい! 基本性能も向上した「Xperia XZs」のカメラ:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
「Xperia XZs」は、ちょっと触っただけで「あ、良くなった」という体感があったのだ。なんか気持ちよく撮れる。今回は、基本性能、先読み機能、ゆがみ軽減、スーパースローモーション撮影を中心に見ていく。
スーパースローモーションはどのくらいスーパーか
3つ目のお題は「スーパースローモーション」。スローモーションがスーパーである。
スローモーション撮影機能を持つスマホは珍しくないが、だいたい720×1280ピクセルで120fpsか240fps。240fpsで撮影して30fpsで再生するので4分の1か8分の1の速度となる。しかし、XZsは960fpsなのである。それを30fpsで再生すると速度は32分の1になる。
能書きはさておき、録ってみよう。まず動画モードにし、続いて録画ボタンの上にあるスーパースローボタンをタップすると、スーパースローモーションの撮影準備OK。
そして動画撮影中に「スーパースローボタン」を1回タップすると「0.182秒」だけ960fpsのスーパースローで撮ってくれるのだ。0.182秒というと一瞬だが、30fpsで再生すると6秒になる。
では撮影したものをどうぞ。ありがちではあるけど、噴水を。やっぱ水はスーパースローで撮ると面白い!
通常の動画撮影に比べると画角が極端に狭くなるし、ちょっとでも暗くなると絵が荒れるが、この動きの面白さはたまらん。
こんなのも撮ってみた。強風の中で髪の毛がわやくちゃになったの図。
動画撮影中、ボタンを押した回数だけスーパースローにできるので、通常速・スーパースローを交互に繰り返すムービーも撮れる。
室内ではどうか。猫じゃらしを使って猫と遊んでみた。画質はかなり荒れるが、面白い。
猫を飼っている人は室内の照明を超明るいものにすべし。そうすれば、もっときれいに撮れる。
まあそんなわけで、Xperia XZsは2本立てで面白い。
1つは基本性能の向上。プレミアムおまかせオートでサクサク撮ってればOKというのはスマホのカメラの目指すところだ。
料理を撮るときは料理と認識して、動いているものを撮るときは自動的に先読み連写して(といっていい気がする)、人を撮るときは肌をきれいに……で、もしオートでうまくいかないときは、タッチAFを使ったり色合いや明るさを手作業でちょっといじったりましょう、と。マニュアル撮影モードの出番は限られますな。
もう1つはスーパースローモーション。これ、だいたいにして何を撮っても面白い。むしろ日常の一瞬を撮った方が面白いので、肉眼では分からないあれこれをぜひ、って感じだ。
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