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iPhone写真を「instax SHARE SP-3」でチェキってみよう荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/3 ページ)

富士フイルムのスマホ用プリンター「スマホ de チェキ(instax SHARE)」に、スクエアフィルムを使う新型が登場した。iPhoneと組み合わせて使うとどんなことができるのか、試してみたのでどうぞ。

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プリントもカンタン

 iPhoneとSP-3との間は、Wi-Fi(無線LAN)で接続する。iPhoneの「Wi-Fi」設定画面から、SP-3の本体裏面に書いてあるSSID(アクセスポイント名)を探せばOK。

 つながったら、アプリからプリントする。アプリの「写真から選択」をタップすると、カメラロールが表示される。この中からプリントしたい写真を選ぼう。

カメラロール
印刷したい写真を選ぶ。アルバム単位で閲覧することもできる

 写真を選ぶと、プレビュー画面になる。ここで「プリントする」をタップしてそのままプリントしても良いし、「編集」をタップしてフィルターをかけたりトリミングしたりと、ちょっとした画像の補正をしてからプリントしても良い。

プレビュー画面
プレビュー画面。この時点で1枚ずつ写真を選び直すこともできる
編集画面
拡大・縮小やトリミングなど、簡単な編集もできる。トリミングは大事

 プリンター側の解像度は800×800ピクセル(64万画素)と、それほど高くない。対して、iPhoneで撮った写真は約1200万画素なので、かなり拡大しても大丈夫。

 編集を完了したら「OK」をタップしてプレビューに戻る。プレビュー画面で「プリントする」をタップすると、5秒くらいでデータの転送が終わって「うにー」っとフィルムが吐き出される。

 インスタントフィルムなので、プリント後じーっと待つと絵が浮き出てくる。待つべし。

待つべし
フィルムが出てきた後、待つと絵がだんだんとハッキリしてくる。インスタントフィルムならではの楽しみだ

 フィルターは「インテリジェンスフィルター」「モノクロ」「セピア」の3種類がある。インテリジェンスフィルターは、SP-3でプリントするといい感じになるように自動補正をかけてくれる。モノクロとセピアは名前の通り。

 フィルターをかけてプリントした結果がこちら。

フィルターをかけてプリント
左上からフィルターなし、インテリジェンスフィルター、モノクロ、セピアのフィルターをかけて印刷した写真

 インテリジェンスフィルターをかけたものは、フィルターなしのものと比べてコントラストがちょっと高く、色も鮮やかになって、「インスタントフィルムっぽさ」がより出ている、というか、より「チェキらしくなる」って感じ。

 出てくる絵は、アナログフィルムならではのテイストが漂っていて、クオリティもかなり高い。単に「キレイ」なだけなら、インクジェットプリンターで印刷した方がキレイなのだけど、チェキの方が楽しいのは、インスタントフィルムならではの風合いが良いんだろうなあ。

「インスタ」写真もプリントできる 再プリントもかんたん

 スマホ de チェキアプリを使うと、InstagramやFacebookにアップロードした写真もプリントできる。

 アプリのカメラロール画面にある「Instagram」「Facebook」アイコンをタップすると、アプリがこれらのサービスに対する投稿から写真を引っ張ってきてくれる。ちょっと時間はかかるけれど……。

 ただし、iPhoneがSP-3につながってると、iPhoneが写真を引っ張ってこれない。面倒ではあるが、いったんSP-3との接続を切断してからアイコンをタップしよう。

Instagram写真
少し時間はかかるが、Instagram(やFacebook)から写真を引っ張ってくることもできる

 Instagramの写真を印刷する時は、自動的に投稿日やハッシュタグ、自分のアイコンや「いいね」の数なんかも一緒に取得して一緒にプリントしてくれる。

 ただ、プリントしたものを見ると分かるのだけれど、「いいね」の数が3ケタ以上になると、正しく表示してくれないのである。なんという仕様か……。これは寂しすぎる。アップデートに期待。

Instagramへの投稿とチェキプリントを比較
左が元になったInstagramの投稿の画面。右がそれをプリントしたもの。「いいね」の数がきちんと表示できていないことにお気付きだろうか

 このアプリのカメラ機能と「リアルタイムテンプレート」を同時に使うと、撮影した写真に撮影日時や簡単な撮影場所、その場所の天候・湿度・気温も一緒につけてくれる。楽しい。

 リアルタイムテンプレートを使うと、こんな感じでプリントできる。

リアルタイムテンプレートを使った写真
リアルタイムテンプレートを使った写真

 一度プリントしたものは、アプリが覚えていてくれるので、「再プリント」すれば同じものを何度もプリントできる。

再プリント画面
一度プリントした画像はこのように覚えていてくれるので便利

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