LINEモバイルとソフトバンクがMVNO事業で提携
LINEモバイルとソフトバンクが提携。格安SIMサービス「LINEモバイル」の成長が目的。出資比率はLINEが49%、ソフトバンクが51%の予定。
LINEモバイルとソフトバンクが、MVNO事業「LINEモバイル」の成長を目的とする戦略的提携を進める合意を交わした。
提携の内容は、LINEモバイルが実施する第三者割当増資をソフトバンクが引き受ける「資本提携」と、MVNO事業推進のための「業務提携」。詳細は今後の両社協議により決定する。
今後、LINEモバイルは、LINEとソフトバンクのもとに事業を行う。取引は2018年3月頃に完了する予定で、出資比率はLINEが49%、ソフトバンクが51%となる予定。
2016年に開始したLINEモバイルは、LINE、Twitter、Facebook、InstagramやLINE MUSICなどのデータ通信量をカウントしない「カウントフリー」を特徴とするMVNOサービス。LINEのみカウントフリーにする「LINEフリー」なら月額500円(税別)から利用できる。
現在、LINEモバイルのサービスはNTTドコモの回線を使っているが、ソフトバンクとの提携により、ソフトバンク回線を使ったプランや、独自のサービスが生まれることが期待される。あるいはソフトバンクが展開している「Y!mobile」とは違った“サブブランド”のような形になるのかもしれない。
(20:39追記)LINEモバイルは、「LINEやオンライン上であらゆる手続きやサービスをワンストップで受けられるような、モバイル通信のあるべき形を目指し、これまで以上に快適なスマートフォンによるコミュニケーション環境を提供する」とコメント。社長は嘉戸彩乃氏で変わらない。なお、現LINEモバイルユーザーは、引き続きサービスを利用できる。
関連記事
- 本格展開を開始した「LINEモバイル」 嘉戸社長が語る“ユーザー目線”の戦略
LINEモバイルが3月に本格展開。10の家電量販店に即時開通カウンターや専用カウンターを設置し、CMもスタートする。3月以降の展開について、嘉戸彩乃社長にお話をうかがった。 - LINEモバイル、月額750円の「LINE MUSICオプション」を提供開始
- LINEモバイル、通話料半額&電話かけ放題オプションを提供
LINEモバイルは、6月20日から申込み不要で通話料が半額となる「いつでも電話」、電話かけ放題オプション「10分電話かけ放題」を開始する。リリースを記念し、初月のオプション料金が無料となるキャンペーンを実施する。 - サービス開始から半年 LINEモバイルの通信速度は?
開始から半年以上が経過したLINEモバイル。ユーザー数の増加で、通信速度に影響は出ているのか? LINEモバイルのデータSIMをZenFone 3で使用し、都内や東北地方で速度を調べました。 - チャットでAIが疑問解決!LINEモバイル「いつでもヘルプ」とは
LINEモバイルでは、LINEを活用した「いつでもヘルプ」を提供している。いつでもヘルプは、AIによるチャットでサポートが受けられる。そこで、AIがどこまでユーザーサポートに対応できるのか、実際に試してみました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.