auの「Xperia」3機種がOSバージョンアップ Android 8.0に
au(KDDIと沖縄セルラー電話)が発売する「Xperia」のうち3機種がAndroid 8.0にバージョンアップする。「Xperia XZs SOV35」では2月9日から、「Xperia X Performance SOV33」「Xperia XZ SOV34」では2月21日から更新データが配信される予定だ。
KDDIと沖縄セルラー電話は、ソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia X Performance SOV33」「Xperia XZ SOV34」「Xperia XZs SOV35」のOSバージョンアップを順次開始する。バージョンアップ後のOSはいずれもAndroid 8.0(Oreo)で、SOV35は2月8日14時から、その他2機種は2月21日18時から更新データを配信する。
バージョンアップの概要
3機種にOSバージョンアップを適用すると、アプリ起動中に別のアプリを小窓表示する「ピクチャーインピクチャー(PIP)」機能の追加、テキスト選択の機能改善、通知パネルの機能改善(スヌーズ、通知内容のカスタマイズなど)、オートフィル(自動入力)機能の追加など、Android 8.0で追加・変更された機能を利用できる。
また、主に以下の機能改善・仕様変更が行われる。
- 「ナビゲーションバー」のデザイン変更
- 「Xperiaホーム」の機能改善・仕様変更
- 「設定」画面の一部項目の配置・名称変更
- 「Xperiaアクション」(特定シーンで設定を自動変更する機能)の追加(SOV33/34)
- 「Xperia アクション」のシーン追加(SOV35のみ)
- カメラの「スイングパノラマ」が「パノラマ」に(機能変更はなし)
- カメラに「静止画歪み補正」を追加(SOV35のみ)
- 「SIMカードに保存した連絡先」の削除非対応化
- 「虫眼鏡」アプリの削除
- 「TrackID」の非プリインストール化
- 「Chrome」のプリセットブックマーク「Sony Select」の削除
- 「ボイスパーティー」の非対応化(SOV33/34:参考記事)
バージョンアップ方法
バージョンアップは端末単体、または「Xperia Companion」をインストール済みのWindows PC/Macに端末を接続して行える。
端末単体でバージョンアップする場合、4G LTE/WiMAX 2+ネットワークまたはWi-Fi(無線LAN経由)で更新データをダウンロードする。端末設定から「端末情報」→「ソフトウェア更新」→「メニュー(縦の3点リーダー)」→「更新」と進むと、更新の有無を確認できる。なお4G LTE/WiMAX 2+ネットワークを使う場合はパケット(データ)通信料金が有料なので、できる限りWi-Fi経由でのバージョンアップを推奨する。
Xperia Companionを使ってバージョンアップする場合、Windows PC/Macと端末をUSBケーブルで接続し、Xperia Companionを操作して更新データをネット経由でダウンロードする。
いずれの方法でも本体内のデータは保持されるが、カメラの一部設定は初期化されるため、必要に応じて設定を書き留めておく必要がある。また、ごくまれにデータが消える場合があるので、念のためにPCやmicroSDにデータをバックアップしてからバージョンアップすることをおすすめする。
バージョンアップ後の初回起動時は、アプリの最適化(データ更新)やアップデートが行われるため、数分から数十分ほど端末動作が遅くなる。
関連記事
- auの「AQUOS R SHV39」がAndroid 8.0へアップデート
auは、12月5日からシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS R SHV39」のOSアップデートを順次実施。Android 8.0ではAQUOS HOMEの機能改善や「ピクチャー・イン・ピクチャー」対応のほか、「電話帳」アプリも使いやすくなっている。 - 「Android 8.0 Oreo」リリース 新機能をおさらい
Googleの次期モバイルOSの正式名称は「Android 8.0 Oreo」に決まった。一部のオリジナル端末へのOTAが間もなく始まる。2倍速い起動や「通知バッジ」などの新機能が追加される。 - ソニーモバイル、「Android 8.0」にアップデート可能なXperiaをリストアップ
ソニーモバイルコミュニケーションズが、最新Android「Android 8.0 Oreo」にアップデートできるXperiaシリーズを発表した。リストに「Xperia Z5」はない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.