“カメラフォン”の異名はだてじゃない! 「OPPO R11s」徹底検証:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/4 ページ)
ついに日本参入を果たした中国OPPO。その第1弾スマートフォン「OPPO R11s」はカメラがウリ。さっそく試してみるのである。
カメラフォンで知られる中国OPPO(オッポ、広東欧珀移動通信)が、いよいよ日本に上陸。その初号機が「OPPO R11s」。
もし“第一印象”だけで語って終わりにして良いのなら、もう話はシンプル。
ボディーカラーは鮮やかだし、画面はキレイで見やすいし、発色も良いし、レスポンス良いし、人を撮るとキレイだし、結構ちゃんと背景がボケる。もう「買っちゃえ!」って感じ。
いつもモデルをしてくれている子(ちなみに成人式を迎えたばかりの女子大生です)も、珍しく「コレ欲しい!」と言っていたくらい。
何というかな、R11sは“見せ方”がうまいのだ。カメラを立ち上げて構えたとき、画面に写る絵がキレイで見やすいし、顔検出の速さやレスポンスも良いし、背景をぼかしたときのプレビューも良い。
触ってみて気になったのは、「そこまでiPhoneに似せなくてもいいんじゃね?」ってことくらい。
ともあれ、使っていて楽しくても「実際に撮れた絵がどうなのか?」というところが大事なので、ちゃんと検証するのだ。
カメラのUIは「iPhoneそっくり」
R11sのウリは「ポートレート」と「暗所の強さ」。まあ、ややこしいことは考えずに、人物から撮ってみよう。
カメラアプリの画面は、こんな感じ。
真ん中にある「絞り」のようなデザインのアイコンは「セルフタイマー」。これ、セルフタイマーのアイコンとしてはあり得ないので、ミスじゃないかなあと。アップデートで直すべきだと思う。
ちなみにこちらはiPhoneのカメラアプリ画面。“そっくりさ”がネタになるレベルであることが分かってもらえるかと。
ついでにカメラの設定も。Androidスマホではカメラアプリ内でカメラ設定ができる機種が多いけれど、R11sは端末設定からカメラの設定をするようになっている。こんなところもiPhoneとそっくり。
こんな感じだから、iPhoneとの併用やiPhoneから乗り換えても、カメラの操作で戸惑うことはないけれど、「ここまで似せなくても良いんじゃない?」「マネしなくても戦える戦力持ってるのになぁ」とは思ってしまう。
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