Xiaomiの新フラグシップは切り欠きありの「Mi 8」ハイエンドは3D顔認識搭載
8周年を迎えた中国Xiaomiが新フラグシップ端末「Mi 8」を発表した。6.21型ディスプレイは切り欠き付き。ハイエンドの「Mi 8 Explorer Edition」はディスプレイ内指紋認証センサー、「Face ID」のような3D顔認識機能も搭載する。
中国Xiaomi(小米科技)は5月31日(現地時間)、新フラグシップ端末「Mi 8(小米手机8)」を発表し、中国で予約受付を開始した。価格は2699元(約4万6000円)からだ。
先代は2017年4月に発表の「Mi 6」で、「7」を飛ばしたのは同社が8周年のため。
米AppleのiPhoneのように、手ごろな価格の「Mi 8 SE」(1799元)とハイエンドの「Mi 8 Explorer Edition」(3699元)もある。
Mi 8は、6.21型(1080×2248ピクセル、18.7:9)の“切り欠き”付き有機ELディスプレイで、プロセッサは米QualcommのSnapdragon 845、メモリは6GB、ストレージは64/128/256GB。メインカメラは1200万画素のデュアル、前面カメラは2000万画素のシングル。バッテリーは3400mAhだ。OSは「Android 8.1 Oreo」ベースの「MIUI 10」。ポートはUSB Type-Cで3.5ミリのオーディオジャックはない。サイズは74.8×154.9×7.6mm、重さは175g。色は黒、青、白、金の4色。
特徴の1つは、2バンド(L1とL5)のGPSをサポートし、従来より正確なナビゲーションが可能なところという。
メインカメラはMIUI 10のAI機能でズームやボケの撮影が可能。DxOMarkのスコアは99で、Huaweiの「P20 Pro」、HTCの「U12+」、Huaweiの「P20」、Samsungの「Galaxy S9 Plus」に次ぐ5位だ。
ハイエンドのMi 8 Explorer Editionはディスプレイ内の指紋認証センサーや半透明の筐体、「iPhone X」の「Face ID」のような3D顔認識ロック解除機能を搭載する。メモリは8GB、ストレージは128GBのみ。バッテリーは3000mAh。サイズはMi 8と同じで重さは2グラム重い。色は半透明の黒のみだ。
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