新バージョンの実力は? レンズ交換式iPhoneケース「ShiftCam 2.0」を試す:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(4/4 ページ)
2017年夏に紹介したカメラレンズ付きiPhoneケース「ShiftCam」に新バージョンが登場。というわけで早速試してみるのである。
ShiftCam 2.0は「システム化」
ShiftCamは6つのレンズをカチャカチャとスライドさせて楽しむiPhoneケース……なのだが、ShiftCam 2.0ではもう1つ注目すべきポイントがある。
それは「システム化」である。
今回はiPhone X用のトラベルセットを使っているが、このセットには従来の6枚レンズユニットとは別に自撮り(インカメラ)用ワイドコンバーションレンズが付いているのだ。
この自撮りレンズも、ケースのレールにはめて使うのである。
こんな風にはめると、インカメラを広角化できるのだ。
試しにモデルさんに使ってもらってみた。
インカメラがより広角になるのは、自撮り派には嬉しいはず。。
このレンズもレールに沿ってスライドさせることで装着したまま使ったり使わなかったりできる。
で、これを着けると、より広い範囲で自撮りできる。自撮りメインの人は、アウトカメラ用のレンズユニットじゃなくてこっちを常時装着しておくと良いかも。
ということで撮り比べ。
プロレンズもある
ShiftCam 2.0では「プロレンズ」も用意されている。
標準のレンズユニットでも使っていて楽しいし、いろいろな写真を撮れて楽しいけれど、クオリティ的にはそう高くない。クオリティを求める人のために用意されたのがプロレンズなのだ。
プロレンズは標準レンズユニットの代わりにカチャッとレールにはめて使うハイクオリティなレンズ。「プロ広角」「プロ望遠」「プロマクロ」「プロマクロ(ロングレンジ)」「プロ魚眼」の5種類ある。
6連レンズは面白いけど、どうせ使用頻度が高いのは1つか2つなので「ハイクオリティなレンズを使いたい!」って人向け。機会があれば「プロレンズ編」という形でレビューしたいと思う。
なお、現時点でプロレンズはShiftCam公式サイトにおいて単品購入できるが、国内代理店では「プロパッケージ」「プロレンズパッケージ」「アドバンスドパッケージ」という形態でのセット販売のみとなっている。
ShiftCam 2.0にレンズユニット(あるいはプロレンズ)を装着すると、当然カメラ部分が分厚くなるわけだが、装着したままでも「Apple Pay」は使えた。Suicaなどを使っている人はご安心を。
これを「iPhoneケース」と思うと価格は高めだけれど、「ケースと複数のコンバージョンレンズのセット」である思うと悪くない。
とりあえず、これを着けると撮影がさらに楽しくなる。それは確かだ。
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