2018年のモバイル業界を振り返る(11月編):携帯電話の「割引」はこれからどうなるのか?:Mobile Monthly Top10
2018年の各月に読まれた記事トップ10を集計。11月は、NTTドコモの「iPhone XR」が新規・MNP契約で「端末購入サポート」入りしたことに関連した記事が読まれました。
2018年も残すところあとわずか。そこで、ITmedia Mobileの月間アクセスランキングを集計しつつ、1年を振り返ってみようと思います。
今回は11月のランキングを見てみましょう。
ITmedia Mobile Monthly Access Top10
2018年11月1日〜2018年11月30日
- 「iPhone XR大幅値下げ」に待った 「見せかけの値引き」カラクリを解説
- 「Pixel 3」「AQUOS zero」「Galaxy Note9」「Xperia XZ3」どれを買う? 特徴を総ざらい
- ドコモの値下げで加速するスマホの「分離プラン」 その功罪を整理する
- 新「iPad Pro」先行レビュー 前モデルから乗り換えたくなるほどのモデルチェンジ
- 名刺サイズの「カードケータイ」レビュー ニッチな製品だがガジェット愛好家に最適
- ドコモの「カードケータイ」は誰向け? 写真で速攻チェック
- ドコモショップ完全予約制の「期待と不安」――販売スタッフが漏らす「本音」
- 「5G」は「LTE」と何が違う? 歴史と共に振り返る
- いまだ販売ランキング1位 「iPhone 8」がXSやXRよりも売れている理由
- なぜ「ガラケー」がいまだに支持されるのか? 現役ユーザーに聞く
11月は、NTTドコモが「iPhone XR」の新規・MNP契約を「端末購入サポート」に入れたことが大きな話題となりました(参考記事)。ランキングの1位は、その“からくり”とどのようなユーザーが恩恵にあずかれるのかを解説した記事です。
端末購入サポートは、端末購入に伴う月額料金の割引「月々サポート」を付与しない代わりに、12カ月間機種変更しないことを条件として端末代金を直接割り引くサービスです。通常は発売からある程度経過した端末に適用されることが多いのですが、iPhone XRの場合は発売から1カ月で適用されたため、いつにも増して注目されたものと思われます。
このような割引について、11月に総務省で行われた「モバイル市場の競争環境に関する研究会」と「ICTサービス安心・安全研究会」の合同会合では、月々サポートのような「端末購入による月額料金の割引」の禁止と、端末購入サポートのような「回線契約にひも付いた端末代金の割引」の見直しを迫る緊急提言がまとめられました。
2019年、スマートフォンは買いやすくなるのか、今までと実は大して変わらないのか、それとも……。行く末が気になるところです。
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