iOS 12.1.1で通信不能の報告も iOSの自動アップデートを防ぐ方法:iPhone Tips
「iOS 12.1.1」にアップデート後、データ通信がでっきなくなったとの報告が相次ぎました。こうしたアップデートによる弊害を防ぐために、早期のアップデートや自動アップデートを無効にする方法をご紹介します。
米Appleが2018年12月5日(現地時間)に配信した「iOS 12.1.1」。この新バージョンでは、iPhoneのeSIM関連やFaceTimeなど、一部機能が改善するという内容でした(関連記事)。さらに、セキュリティ修正も施されており、いつも通りであれば、iOS端末が更に快適に使えるようになるものでした。
しかし、iOS12.1.1にアップデートした一部のユーザーが、LTEデータ通信ができない不具合が発生していると、多数の報告がありました。
さまざまな国でこのような現象が起きているとのことで、モバイルデータ通信全般ができなくなることもあれば、LTE通信のみ、あるいはアプリによって通信ができるものとできない場合もありました。これらの問題に対して、Appleはキャリア設定のアップデートや、該当アプリの強制終了や再インストール、端末の再起動などを案内していましたが、それでも解決しないとされています。
iPhoneやiPadは普段使う上で非常に重要な連絡手段でもあります。通信ができなければただの箱です。こうしたアップデートによる弊害を防ぐために、早期のアップデートや自動アップデートを無効にする方法をご紹介します。
iOS 12アップデート後は「自動アップデート」の項目が新たに追加されます。初期状態では有効になっています。
自動アップデートを無効にする手順は次の通りです。
まず「設定アプリ」を開きます。「一般」をタップします。「ソフトウエア・アップデート」をタップします。
「自動アップデート」をタップします。画面右側に表示されるボタンをタップして無効(OFF)にします。
iOSアップデートは様子を見てからでも遅くはありません。筆者もiOSアップデート後に起きた不具合でサポートの対象外になった経験があります。皆さんも気をつけましょう。
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