Xperiaハイエンドは「XZ3」から「1」へ/ミドルレンジXperiaは日本に上陸する?:Mobile Weekly Top10
ソニーモバイルコミュニケーションズが、MWC19 Barcelonaに合わせてXperiaスマートフォンの新モデルを4機種発表しました。ハイエンドの「Xperia 1」の国内発売はほぼ確実だと思うのですが、注目はミドルレンジ3機種を国内で発売するかどうかです。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2019年2月25日〜2019年3月3日
- ソニーモバイルが新フラグシップ「Xperia 1」発表 21:9の4K有機ELや3眼カメラを搭載
- 折りたたみスマホにHuaweiも参戦 5G対応「HUAWEI Mate X」登場 価格は2299ユーロ(約29万円)
- ミッドレンジの「Xperia 10」「Xperia 10 Plus」「Xperia L3」も登場
- 「Xperia 1」は何が変わったのか? XZ3/XZ2 Premium/XZ2と比較する
- 折りたたみスマホ「Galaxy Fold」と「HUAWEI Mate X」は何が違うのか?
- ソニーモバイルが「Xperia」新モデルを2月25日に発表 より縦長画面に?
- 「Xperia 1」実機レポート 21:9のシネマ体験や復活のパープルに注目
- Huaweiの折りたたみスマホ「Mate X」、間近で見た印象は? 写真でじっくり解説
- ミッドレンジ「Xperia 10/10 Plus/L3」実機レポート 日本発売は?
- なぜ「Xperia XZ2」より「XZ1」が売れているのか? 比較して分かったこと
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2019年2月18日から2月24日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
「MWC19 Barcelona」に合わせて新機種が発表されたこともあり、今回のランキングではXperiaに関する記事がトップ10中7つを占めました。中でも、ハイエンドな「Xperia 1(エクスペリアワン)」の発表記事は特によく読まれました。
Xperia 1のディスプレイのアスペクト比21:9で、従来のトレンドだった18:9よりもさらに“細長い”形状となっています。アウトカメラは「広角+超広角+望遠」のトリプル構成で、「Xperia XZ2 Premium」で搭載されたモノクロセンサーと、画像処理プロセッサ「AUBE(オーブ)」は搭載されませんでした。非接触(ワイヤレス)充電規格「Qi(チー)」にも非対応です。
しかし、ボディーは幅72mm、薄さ8.2mmと、ここ最近のハイエンドXperiaと比べるとスリムになりました。復活したパープルのボディーカラーと合わせて、SNS上での反応はおおむね好意的な傾向です。
従来通りなら、Xperia 1は2019年夏商戦モデルとして各キャリアから登場するものと思われます。筆者も早く、実機を触ってみたいです。
一方、同時に発表されたミドルレンジモデル「Xperia 10(エクスペリアテン)」「Xperia 10 Plus」「Xperia L3」の3機種に関する記事も非常に良く読まれました。
世界市場ではミドルレンジのスマホに対する需要が高まっています。従来は「ハイエンド偏重」といわれてきた日本市場でも、ハイエンド端末の価格高騰も手伝ってミドルレンジモデルに対する需要が高まっています。
従来、ソニーモバイルコミュニケーションズは日本市場ではミドルレンジのXperiaを展開していません。ほぼ唯一の例外として2016年冬モデルとして登場した「Xperia X Compact SO-02J」が挙げられますが、「Xperia XA」シリーズを始めとするその他のミドルレンジモデルは海外専売とされていました。
しかし先述の通り、日本でもミドルレンジスマホがある意味での「主戦場」になりつつあります。ソニーのCFO(最高財務責任者)で、以前ソニーモバイルコミュニケーションズの社長も務めていた十時裕樹専務は、日本におけるミドルレンジXperiaの投入に含みを持たせた発言をしています。
日本でも、今回発表されたミドルレンジ3機種のいずれかが何らかの形で登場するのか。注目です。
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