「5G」免許割り当て 夏にはプレサービスへ/シャープが折り曲げられる有機ELディスプレイを開発:Mobile Weekly Top10
4月10日、総務省が「5G」用の周波数帯域(電波)の割り当てを決定し、認定証を交付しました。いよいよ、日本でも本格的な5Gの波が来ることになりますが、それを生かすサービスはしばらく出てこないものと思われます。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2019年4月8日〜2019年4月14日
- 総務省が「5G」電波の割り当てを決定 ソフトバンクと楽天は“追加条件”あり
- P20 Proから何が変わった? 「HUAWEI P30 Pro」のカメラ機能を徹底レビュー
- シャープが折りたたみスマホ用の有機ELを公開 車載向けは有機EL+IGZOの合わせ技も
- 「5G」は「LTE」と何が違う? 歴史と共に振り返る
- 「まずはポイントを動かしてほしい」 KDDIに聞く、スマホ決済「au PAY」の狙い
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今回の「ITmedia Mobile Weekly Top10」では、2019年4月8日から4月14日までのアクセスを集計し、ランキングとしてまとめました。
4月10日、総務省が国内では初めてとなる「5G(第5世代移動体通信システム)」用の周波数帯域(電波)の割り当てを行いました。そのこともあり、ランキングの1位は割り当て結果を伝える記事に。5Gの解説記事も4位にランクインしました。
今回の電波割り当ては「3.7GHz帯及び4.5GHz帯」の6帯域(100MHz幅:うち2帯域は別用途の通信と隣接)と「28GHz帯」の4帯域(400MHz幅)について行われ、希望した全事業者(キャリア)に計2〜3枠が割り当てられました。
3.7GHz帯及び4.5GHz帯については6枠に対して7枠の申請があったため「比較評価」を実施。その結果、ソフトバンクはを2枠希望のところ1枠のみの割り当てとなりました。
今回の割り当てによって、各キャリアはより実践的な実証実験、プレサービス、そして商用サービスへと進んでいくことになります。予測記事でも述べた通り、LTE(3.9G〜4G)の時と比べると、すでに対応スマートフォンがあることから、日本での商用サービスでは最初からスマホを中心に進むことになると思われます。
ただ、すでに5G NR(5G New Radio:5Gの商用通信規格)での通信サービスが始まっている韓国では、5Gとその他の通信規格(LTEやW-CDMA)との切り替えなどがうまく行かないといった話も出ているそうです(思えばLTEでもそんなことがありました……)。日本の各キャリアは2020年春頃に商用サービスを始める計画ですから、その頃には安定度はある程度高まっているでしょう。
ともあれ、5Gの特性を生かしたサービスが出てくるのは、少なくともあと2〜3年は待たなくてはならないでしょう。料金プランは、果たしてどうなるのでしょうか……?
ランキングの3位には、シャープが報道関係者向け展示会で披露した「折り曲げ可能な有機ELディスプレイ」に関する記事が入りました。
折り曲げられる(フォルダブル)有機ELディスプレイは中国を始めとする海外メーカーが先行していましたが、ここに来て国内メーカーのものが出てきた格好です。ただし、この展示会で出てきたものはあくまでも「試作」で、自社、他社を問わず採用商品が出てくるかどうかは未定とのこと。
とはいえ、やはりフォルダブルスマホ(あるいは折り曲げディスプレイを搭載するデバイス)は、これからの主流になるのでしょうか。それとも「こんなこともできますよ」という技術的アピールで終わってしまうのでしょうか。
ここ2〜3年のモバイル機器の「ディスプレイ」には注目です。
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