「HUAWEI P30 Pro」のSIMフリー版は「現時点で予定なし」
ファーウェイ・ジャパンが5月21日に新製品の発表会を開催。P30シリーズを披露したが、P30 Proは現時点でSIMロックフリーモデルを発売する予定がないとのこと。国内ではドコモが取り扱うが、P30との価格差は意外と小さい。
ファーウェイ・ジャパンが5月21日に新製品の発表会を開催。スマートフォンはフラグシップの「HUAWEI P30 Pro」と「HUAWEI P30」、ミッドレンジの「HUAWEI P30 lite」という3機種を披露したが、SIMロックフリーで取り扱うのはP30とP30 liteのみ。P30 ProはNTTドコモが2019年夏に発売予定だが、SIMロックフリーモデルの発売は「現時点では予定していない」(ファーウェイ・ジャパン)とのこと。
P30とP30 Proは、3月にフランスのパリで実施した発表会と同様にまとめて紹介。2機種ともSIMロックフリーとして販売することを期待させる内容だったが、最後に登壇したファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波(ゴハ)氏が価格や販路を発表したのはP30のみだった。P30 Proの販路に関する言及はなかったが、ドコモのみが取り扱う状況は変わらない。
P30とP30 Proの違いは、ディスプレイサイズ(P30が6.1型、P30 Proが6.47型)、バッテリー容量(P30が3650mAh、P30 Proが4200mAh)、カメラのレンズやズーム倍率など。画質劣化を抑えたハイブリッドズームはP30が最大5倍、P30 Proが最大10倍で、Proの方がより遠くの被写体をキレイに写せる。防水性能はP30のIP53対してP30 ProはIP68。おサイフケータイやワイヤレス充電(Qi)に対応するのはP30 Proのみだ。
価格(税別)はP30が7万7880円、P30 Proが8万2800円で、その差は4920円。約5000円の差でより高性能なカメラや防水性能、おサイフケータイが付くと考えると、その価格差は小さいといえる。ドコモユーザーならP30 Proの方がお買い得だろう。
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