「ポケモンGO」横浜イベント再び スマホの通信は安定も暑さ対策が必須に(2/2 ページ)
ポケモンGOの夏季リアルイベントが、2年ぶりに横浜で実施された。異常なほどの熱狂と混乱をもたらした2017年の横浜イベントから2年で、何が変わったのだろうか。
最大の難関はゲームのスペシャルリサーチより「暑さ対策」
通信環境は一昨年の横浜イベントから大きく改善した一方、トレーナーとスマホにとって最も大きな問題となったのは連日の「暑さ」だ。
運営としては、会場の一部に給水スポットやミストファンを設置したことに加えて、定期的にトレーナーに水分補給などの暑さ対策を呼び掛けるアナウンスを流し、スタッフがうちわやピカチュウのサンバイザーを配布するなど、さまざまな暑さ対策を講じた。
しかし、開催期間中は最高気温が35度を超える猛暑日もあり、炎天下ではトレーナーの熱中症リスクが高まるのはもちろん、ほんの数分でスマホ本体が発熱し、ゲームの動作がどんどん緩慢になり、プレイの続行が困難になってしまう。会場では、スマホの発熱によりプレイの中断を余儀なくされたトレーナーも少なくなかった。
結果的に、広い会場内を存分に歩き回ってもらうはずが、多くのトレーナーが移動する必要のあるゲーム内イベント以外では日陰に密集してほとんど動かずにプレイし続けたり、スマホを保冷剤などで常時冷やしながらプレイしたり、といった姿が多くみられ、参加者も運営も何より暑さ対策に追われた。
今回の横浜イベントは、グローバルで展開しているポケモンGOリアルイベント「Pokemon GO Fest」の一部という位置付けだ。Nianticは安全面を最重視したと語るが、今後トレーナーがより安心して快適にプレイできる場を提供するには、利用規約に違反した応募の対策を強化しつつ、夏の暑さ対策が必須となる日本では開催時期の見直しも検討すべきではないだろうか。
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