3キャリアが“新料金プラン”発表へ “端末価格”にも注目:Mobile Weekly Top10
今回のITmedia Mobile Weekly Top10では、2019年8月26日から2019年9月1日までのアクセスを集計。今回は、最新夏モデルの端末価格をまとめた記事がアクセス1位でした。電気通信事業法の改正に伴う料金プランの改定にも注目です。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2019年8月26日〜2019年9月1日
- 2019年夏モデルの価格はどのくらい? 3キャリアで比較
- 夏のハイエンドスマホ5機種で撮り比べ(前編) 「超広角」と「望遠」の実力は?
- 総務省の新政策にAppleが猛反発 「競争の抑制につながる」「差別的な対応」
- DMM mobile買収の衝撃 “MVNOの楽天モバイル”はどこに向かうのか?
- ドコモとソフトバンクが新料金プランを検討中 「解約金上限1000円」「定期契約の月額割引上限170円」に対応
- “月額3600円、月間100GB、縛りなし”の実力は? 「Nomad SIM」を試してみた
- 「月間100GBで3600円」なSIMの実力は?/「端末購入補助2万円まで」の影響は?
- データ上限なし+Netflixが使い放題 KDDIが新料金プランを提供 月額4880円から
- いまだ販売ランキング1位 「iPhone 8」がXSやXRよりも売れている理由
- ドコモが苦戦? 総合トップ10ランクインは「Xperia Ace」のみ
今回のITmedia Mobile Weekly Top10では、2019年8月26 日から2019年9月1日まで2週間分のアクセスを集計し、ランキング化しました。
1位には、3キャリアの2019年夏モデルの端末価格をまとめた記事がランクインしました。2019年10月1日から施行される、改正電気通信事業法(改正法)では、通信契約の継続利用を条件としない場合でも、端末割引は一律で「2万円まで」に制限されます。となると、高額なハイエンド端末ほど割引率が低くなり、10月以降はスマホが買いにくくなることが懸念されます。
こうした状況に対応すべく、3キャリアは3万円〜4万円台のミッドレンジスマホにも力を入れつつあります。一方で、改正法の趣旨に合った端末購入補助(スマホおかえしプログラム)を一足早く導入したドコモは、粗利を削って端末価格を他2社に比べて安く設定しています。auとソフトバンクは、端末代金の半額を免除する施策を9月末で終了する予定です。新たな端末購入補助を含め、auとソフトバンクが10月以降の端末価格をどうするのかも注目したいところです。
これに関連して注目したいのが、5位にランクインした、ドコモとソフトバンクの新料金プラン予告。改正法では、解約金を1000円まで、2年契約プランの割引額を月額170円以内にすることも盛り込まれており、これらの条件を満たすプランに改定するというものです。KDDIも、改正法の趣旨に合った料金プランを9月に発表すると予告しており、速報記事が8位にランクインした「auデータMAXプラン Netflixパック」は、改正法の条件を取り入れた第1弾のプランとなっています。
ドコモとKDDIは6月に新料金プランの提供を始めたばかりですが、そこから数カ月で改定を強いられることになります。1年で料金プランが2回も改定されるのは、相当レアなケースです。端末向けの新施策も含め、10月以降、ユーザーやショップの混乱は避けられないでしょう。
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