楽天モバイルの「無料サポータープログラム」、1人5回線まで申し込める仕様だった 現在は修正
楽天モバイルのMNO試験サービス「無料サポータープログラム」で、1人で5回線まで申し込めた件がネット上で話題になっている。5回線まで申し込めたのは運用上のミス。現在は1人1回線までしか申し込めないようになっている。
10月にスタートした、楽天モバイルのMNO試験サービス「無料サポータープログラム」で、1人で5回線まで申し込めた件がネット上で話題になっている。
無料サポータープログラムは、ネットワークの安定稼働を図るという名目で、5000人にユーザーを絞って提供。5000人を上回る応募があったため、抽選で5000人に絞る形となった。しかし1人5回線まで申し込めるとなると、最大で2万5000回線を運用できることになるわけで、5000人ではなく2万5000人にすべきでは? という話になる。
楽天モバイル広報に確認したところ、5回線まで申し込めたことは事実で、原因は「申し込みページの仕様上、5回線まで申し込み可能となっていたため」だという。10月19日に仕様を改修し、現在は1人1回線までしか申し込めない。楽天モバイルの公式アカウントも19日に、Twitterで複数回線申し込みの件について同様のコメントをしている。
つまり、本来は1人1回線までの申し込みとしていたが、運用上のミスで、1人5回線まで「申し込めてしまった」というわけだ。実際、無料サポータープログラムの申し込み条件には、「お申し込みは、おひとり様1回線までとなります」と明記されている。既に複数回線申し込んでいるユーザーについて、現時点で契約を解消するといったことは予定しておらず、継続して利用できるという。
なお、無料サポータープログラムでは、アンケートに答えると毎月1000ポイント、対象製品の購入で1万ポイントの楽天スーパーポイントをプレゼントするが、この特典は、複数回線を申し込んだユーザーでも、1回線分しか受けられない。
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