スマホ決済はいつまで“おトク”でいられるか?/Xiaomiスマホが日本上陸:Mobile Weekly Top10
12月も、スマホ(コード)決済のキャンペーンが目白押しです。しかし、ちょっと前と比べると還元条件が厳しくなったりと「陰り」も見え隠れします。スマホ決済は、持続可能な形で発展できるのでしょうか。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2019年12月9日〜2019年12月15日
- 年末はお得にキャッシュレス! スマホ決済12月のキャンペーンまとめ
- 1億800万画素カメラはどう? Xiaomiの日本参入第1弾スマホ「Mi Note 10」を試す
- ドコモの「AQUOS sense3」が4週連続3位 Android勢で気を吐く
- iPhoneでも使える? 楽天MNO回線のSIMを、いろいろなスマホに挿してみた
- Snapdragon 865から見える、次世代スマートフォンの姿
- ドコモ、月額500円の「ネットトラブルあんしんサポート」開始 キャッシュレス決済の補償も
- OPPOの「Reno A」と「A5 2020」、どちらを選ぶ? スペックから性能まで徹底比較
- 「高品質×低価格」で攻めるXiaomi 日本に「Mi Note 10」を投入する狙いは?
- シャープの「AQUOS zero2」、重量が約141gに確定 さらに軽く
- 1億800万画素カメラ搭載 Xiaomi「Mi Note 10/Note 10 Pro」が日本上陸 12月16日から順次発売へ 5万2800円〜
今回の「ITmedia Mobile Weekly Top10」では、2019年12月9日から12月15日までのアクセスを集計し、ランキングとしてまとめました。
アクセス数の1位は、各種スマホ(コード)決済において12月中に行われるキャンペーンをまとめた記事でした。
現在、スマホ決済は乱立している状況です。今でも「どれを使えばよいのか、決め手に欠ける」という声はよく聞きます。私個人としては、基本的には「よく行く店で使えるかどうか」「使うと還元があるかどうか(ある場合は基本の還元率はどうか)」で判断するようにアドバイスしています。
他にも「どのような還元キャンペーンがあるか」という点もポイントになりうるのですが、高還元率のキャンペーンを過剰に行ってしまうと、その手のキャンペーンの頻度が減ったりなくなったりすると途端に使わなくなってしまうというリスクがあります。
スマホ決済の加盟店からの手数料は、おおむね決済金額の2〜3%程度。そのことを考えると、手数料収入を原資にする限りは「大盤振る舞い」は永続できません。現に、段々と高率還元キャンペーンの条件は段々と「渋く」なる傾向にもあります。
ただ、その原資を手数料以外の料金、例えば加盟店から得た広告収入あるいは送客料金などを原資にすればある程度は利用者への還元に回せるかもしれません。現に、手数料収入を得ることを第一義とせず、他の方法で収益を確保しようとしているスマホ決済サービスは存在します。
乱立を極めている感もあるスマホ決済サービスですが、提供事業者は今後どのように収益を確保していくのか、そして高率還元はいつまで続くのか、注目していこうと思います。
今回のランキングでは、12月9日に発表された「Mi Note 10」「Mi Note 10 Plus」に関する複数の記事がトップ10入りしました。
Xiaomi(シャオミ)の日本参入では、先述のスマホとスマートバンドだけではなく、モバイルバッテリー、スーツケースやIH炊飯器も投入することが発表されました。私が特に注目しているのはスマホ……もそうなのですが、IH炊飯器の方が気になっています。
というのも、日本は炊飯器が“高度に”発展した国だからです。特に高価格帯の炊飯器は「ここまでやるのか?」というくらいに高機能だったり“こだわり”を持った構造になっていたりします。そういう市場に「スマホと連携する」というある意味での新機軸で打って出るということに驚きを隠せません。
スマホもそうですが、IH炊飯器は日本市場でどのような評価を受けるのでしょうか。Amazon限定販売の「次」のステップに進めるのかどうか、ここ半年〜1年が勝負かもしれません。
関連記事
- 年末はお得にキャッシュレス! スマホ決済12月のキャンペーンまとめ
12月はボーナス商戦や年末ということもあり、コード決済のキャンペーンが盛り上がっている。20%還元の大盤振る舞いをしているところも多い。PayPay、au PAY、d払い、LINE Pay、Origamiのキャンペーンをまとめた。 - 1億800万画素カメラはどう? Xiaomiの日本参入第1弾スマホ「Mi Note 10」を試す
中国のスマホメーカーXiaomiが日本参入を発表し、第1弾モデルとして「Mi Note 10」を12月16日に発売する。1億800万画素のカメラや5倍望遠を含む6つのカメラや、基本スペック、パフォーマンスなどをチェックした。 - ドコモの「AQUOS sense3」が4週連続3位 Android勢で気を吐く
トップはソフトバンク「iPhone 11(64GB)」で9連勝。NTTドコモ「AQUOS sense3 SH-02M」は4週連続で3位をキープと気を吐く。 - iPhoneでも使える? 楽天MNO回線のSIMを、いろいろなスマホに挿してみた
楽天モバイルは、全ての対応機種を「SIMロックフリーで発売する」と宣言しています。では、楽天モバイルが取り扱っているスマホ以外の機種でも、楽天MNOのSIMは使えるのでしょうか? iPhone 11やPixel 4などで試してみました。 - Snapdragon 865から見える、次世代スマートフォンの姿
Qualcommの新たなSnapdragonからは、5Gの普及を加速させる可能性を感じられる。端末上で高度な処理が可能になることで、翻訳やカメラなどの性能がさらに向上する。スマートフォンのPC化や、スマホを使ったデジタルIDの活用も進むだろう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.