スマホで8K動画撮影って必要? 「AQUOS R5G」を使って分かったこと:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
「AQUOS R5G」は、スマートフォンAQUOS初のトリプルカメラを搭載し、8K動画の撮影にも対応したのだ。トリプルカメラのうち、超広角に4800万画素のカメラを搭載した。8K動画の実力は? そもそもスマホでそこまでの撮影が必要なのか?
トリプルカメラの画質はどう?
8K動画を一通り見たところで、後はさくっといつものように画質をチェックしていこう。
何はともあれガスタンクから。標準(広角)、望遠、超広角の順で。
そして当然ながら、超広角カメラでは48MP(4800万画素)モードもある。8000×6000ピクセルである。
すごいですな。まあ等倍で見ると細いワイヤーが解像できてないとかあるけれども、さすがの細かさだ。同じようなシーンでもカメラによってホワイトバランスがずれることがあるのは気になった。この辺はちゃんとチューニングしてほしいと思う。
他のカットもざっと。料理自動認識は昔からシャープが得意とするところ。フライのよい色が出ております。
もちろん猫も認識。
人も認識。マスクをしていてもOK。
残念ながら今トレンドの「夜景モード」はない。まあ普通に夜景は撮れるけど、普通の夜景だ。イマドキの連写+合成を駆使した夜景モードなら、普通じゃない夜景を撮れちゃうからね。
背景ボカシの精度が向上
もう1つイマドキのスマホに欠かせない背景ぼかしであるが、それは撮影モードの1つとしてメニューの中にある。
トリプルカメラになったせいかToFカメラを搭載したせいか、以前よりレベルが上がっている。
トリプルカメラ+ToFカメラまで付いたのだし、レベルも上がったのだから、すぐアクセスできるところに置いてくれればいいのに、と思う。
シャープらしくて面白いのは、自動補正。例えば、カメラが傾いていると、自動的に傾きを補正したカットを作ってくれるのだ。
下に並べてみた。左の方が元画像なのだけど、微妙に右肩下がりになっているのが分かるだろうか。右の方はそれが直っている(その分ちょっとだけ画像サイズが小さくなる)。
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