「Fitbit Pay」が日本でサービス開始 ソニー銀行のVisaデビットカードと組み合わせて利用可能
ウェアラブルデバイス「Fitbit(フィットビット)」で利用できるNFCコンタクトレス決済サービスが、日本に上陸。ソニー銀行やVisaインターナショナルとの提携により、「Sony Bank WALLET」をひも付けることで、Fitbitの一部モデルでVisaのタッチ決済を利用できるようになった。
米Fitbit(フィットビット)は7月7日、同社のウェアラブルデバイス用の非接触決済サービス「Fitbit Pay(フィットビットペイ)」の日本におけるサービスを開始した。ソニー銀行のVisaデビットカード「Sony Bank WALLET」(提携カードを含む)と組み合わせることで、Visaのタッチ(NFCコンタクトレス)決済に対応する加盟店で決済に利用できる。
対応するウェアラブルデバイス
Fitbit Payに対応するウェアラブルデバイスは以下の通り。
- Versa
- Versa 2(ブランドストア価格:税込み2万4800円)
- Ionic(ブランドストア価格:税込み1万5380円)
- Charge 3
- Charge 4(ブランドストア価格:税込み1万9982円)
セットアップは「Fitbit」アプリを介して行う。Fitbit Payの利用時には、デバイスへのPIN(暗証番号)ロック設定が必須となるので注意が必要だ。
利用できるカードと加盟店
日本でのサービス開始時に対応するカードは、先述の通りSony Bank WALLETのみとなる。そのため、利用できる場所は、Visaカード加盟店のうちNFCコンタクトレス決済を利用できる店舗に限られる。NFCコンタクトレス決済を利用できない場合は、ひも付け元のカードが必要となる。
1回当たりの決済限度額は5万円となる。一定額以上の取り引きをする場合は、カードに設定した暗証番号の入力、またはカード裏面と同じサイン(または暗証番号とサインの両方)を求められる場合がある(金額のしきい値は加盟店によって異なる)。
なお、NFCコンタクトレス決済を利用できる加盟店は増えてきてはいるが、加盟店の契約状況や決済端末の設定によっては利用できない場合もある。
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