レビュー
「Pixel 4a」と「iPhone SE(第2世代)」のカメラ機能を比較 決定的な差があり?:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
似たような価格帯で販売されている「Pixel 4a」と「iPhone SE(第2世代)」。どちらもシングルカメラの1200万画素だ。この2機種について、撮影したときの違いについて調べてみた。
お次は逆光で。
逆光時は自動的にHDRが働くのだけど、シーンによってかかり具合が違う。どっちもしっかりHDRが仕事をしているが、ホワイトバランスの違いが面白い。
ここ、橋の下は人工照明で奥に見える屋外とは光の色が違う。iPhone SE(第2世代)は外の色に合わせたせいか、人工照明の色に緑がかぶっている。
HDRのかかり具合はどちらも同じくらい。
続いて料理。両者のオートホワイトバランスの違いが出ている感じ。iPhone SE(第2世代)は室内だとちょっと環境光の赤みを残す。Pixel 4aは白いものを白く撮ろうとする傾向がある。
そして人! どちらも強い美肌機能はかけないのだけど、iPhone SE(第2世代)の方が強い陰影が出ないようにしていて顔も少し明るい。
インカメラは画角も画素数も違うので一概には言えないけど、Pixel 4aはインカメラ時に設定できる「顔写真加工」をオフにしたままで撮ってしまいました、申し訳ない。
そうそう、Pixel 4aはカメラが水平になったり微妙に傾いたりしているとき、水準器が自動的に現れることがある。これはうれしい。
関連記事
- 「iPhone SE(第2世代)」のカメラ性能はどう? 初代SEや11 Proと比較してみた
「iPhone 8」と同じボディーで登場した「iPhone SE(第2世代)」。カメラは進化しているのか。iPhone 11の時代にこのカメラはどうなのか。初代「iPhone SE」や「iPhone 11 Pro」などと比較してみた。 - 「iPhone SE(第2世代)」は7や6sからどれだけ進化した? 使い勝手や性能を比較した
「iPhone SE(第2世代)」は、「iPhone 8」から2年半ぶりとなる、4.7型ディスプレイ搭載モデルだ。最新のiPhone11シリーズ並みの高い処理性能を実現しながらも、4万4800円からという低価格に設定されている。「iPhone 8」「iPhone 7」「iPhone 6s」「iPhone SE(第1世代)」などの旧モデルと比較してみた。 - 新「iPhone SE」に触れて「満足した」「残念だった」ところ どんな人にオススメ?
現行モデルと比べて相対的にコンパクトながら、中身は最新モデルに近く、それでいてリーズナブルというのがiPhone SEの定義だ。間もなく発売される第2世代のiPhone SEは、それを満たした端末なのか。発売に先立ち実機を試用することができたので、そのレビューをお届けする。 - 「iPhone 11 Pro」と「Pixel 4」のカメラを徹底比較 画質はどれだけ違う?
「iPhone 11 Pro」と「Pixel 4」は、2019年に発売されたスマホの中でもトップクラスのカメラ機能を持つと感じている。そこで、2機種を対決させて、画質の差に迫る。対決内容は基本撮影&HDR、ポートレート&自撮りポートレート、ナイトモードの3つ。 - 望遠レンズ搭載で「Pixel 4」のカメラは何が変わったのか? Pixel 3と比較する
シングルカメラながら、なぜか背景がちゃんとボケる賢さときれいな夜景モードと安定した画質が定評のある「Pixel 3」。その後継機となる「Pixel 4」は、デュアルカメラを搭載してきた。新たに搭載した望遠レンズを含めた実力はいかほどか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.