ニュース
「Android 11」製品版登場 Pixelを含む複数メーカーのデバイスに配信開始
Android OSの最新バージョンが“製品版”となった。GoogleのPixelスマートフォン(Pixel 2以降)の他、OnePlus、Xiaomi、OPPO、realmeの一部スマートフォンを対象に9月8日(米国太平洋夏時間)から順次配信される。他のメーカーでも、一部機種で数カ月以内にバージョンアップが実施される予定だ。
Googleは9月8日(米国太平洋夏時間)、Android OSの最新バージョン「Android 11」の製品版をリリースした。同社の「Pixel 2」以降のPixelスマートフォンの他、OnePlus、Xiaomi、OPPO、realmeの一部機種を対象に、同日から順次配信を開始する。その他のメーカーの一部機種についても、数カ月以内に対応するという。
主な新機能
Android 11における主な新機能や機能改善は以下の通り。前バージョンである「Android 10」の使い勝手を磨く方向性となっている。
- Conversations(会話)カード:メッセージングアプリの通知をまとめて表示
- Bubbles:特定の人物との会話へのショートカットを常時表示(Android版Facebook Messengerアプリの「チャットヘッド」と似た機能)
- 画面録画の標準サポート(APIとしては実装されていたが、従来は制御用アプリが必要だった)
- 電源メニューの拡充:「Google Pay」のNFCペイ/パスの選択パネルやスマートデバイスの制御パネルが表示可能に
- メディアコントロールの刷新:音声出力先デバイスの変更が簡単に
- Android Autoの機能改善:一部の車両、または車載デバイスでワイヤレス接続が可能に
- 権限許可の拡充:「1度だけ許可」が追加され、長期間使っていないアプリへの許可を自動的に取り消し(リセット)するように
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「Android 11 β2」リリース プラットフォームの安定性を確定
Googleが次期モバイルOS「Android 11」のβ2をリリースした。開発者向けにプラットフォームの安定性を確定した。今秋予定の公式版リリース前に、あと1回βアップデートがある見込み。 - 「Android 11 β1」登場 コミュニケーション、コントロール、プライバシーに焦点
Googleが、「Android 11 β1」を公開した。まずはPixel 2以上のPixelシリーズにインストールできる。電源ボタン長押しで表示される「すぐに取り出したいものが入ったポケット」のような画面やコミュニケーションアプリの通知機能などを確認できる。 - 「Android 11」の「Developer Preview 2」公開 折りたたみのヒンジ対応APIや可変リフレッシュレートなど
Googleが「Android 11」の開発者向けプレビュー2をリリースした。折りたたみ端末のヒンジ角度を取得するためのAPIなどが追加された。一般ユーザー向けとしては、アップデート後に再起動せずにメッセージを受信する機能が追加された。 - 「Android 11」の初Developer Preview公開 5Gや折りたたみ画面をサポート
Googleが例年より数週間早く、次期Androidの開発者プレビューを公開した。名称はアルファベットではなく「Android 11 Developer Preview」。初代以外の既存のPixelシリーズにインストールできる。 - 「Android 10」正式版リリース まずはPixelシリーズにローリングアウト
Googleが「Android 10」(コードネーム:Android Q)の正式版をリリースした。まずはPixelシリーズにローリングアウトしていく。ナビゲーションバーのないジェスチャーナビゲーションやシステム全体のダークテーマなどの新機能が使える。