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NTTがドコモを完全子会社化 NTTコムのドコモ移管も視野に
NTTが9月29日、NTTドコモを完全子会社化することを発表した。公開買い付けにより普通株式を取得する。ドコモは通信事業の競争力の強化、通信技術の研究開発体制の強化を目指す。
NTTが9月29日、NTTドコモを完全子会社化することを発表した。
NTTはドコモの株式の66.21%を所有しており、一般株主が持つ3割強の普通株式をTOB(株式公開買い付け)で取得する。買い付け総額は4.3兆円。
ドコモを完全子会社とした上で、NTTコミュニケーションズやNTTコムウェアのドコモへの移管など、グループ会社との連携強化も検討していく。
ドコモは子会社化により、通信事業の競争力の強化、法人ビジネスやスマートライフ事業の強化、6Gをはじめとした通信技術の研究開発体制の強化を目指す。
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