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山形新幹線6トンネルで携帯電話が利用可能に 全国の新幹線でエリア化が完了
総務省は、山形新幹線の最後の工事区間である計6トンネルで携帯電話用基地局の設置工事を完了。12月15日から携帯電話サービスの利用が可能となり、これにより全国の新幹線の携帯電話エリア化が完了した。
総務省は、11月25日に山形新幹線の携帯電話用基地局の設置工事完了について発表した。
対象のトンネルは山形新幹線(奥羽本線)の峠駅〜大沢駅間にある太鼓沢、第一太鼓沢、第二太鼓沢と、芦沢駅〜舟形駅間のある滝ノ沢、第一猿羽根、第二猿羽根の計6つ。12月15日からNTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話サービスが利用可能となる。
東北新幹線は7月23日、北海道新幹線は3月25日、秋田新幹線は7月8日に全線で携帯電話サービスの利用が可能となっており、今回の工事完成に伴い全国の新幹線(現行営業区間)の携帯電話エリア化が完了したことになる。
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