楽天モバイルがLTEルーター「Rakuten WiFi Pocket」を発売 税込み9980円(条件を満たせば1円に)
楽天モバイルが、自社の4G LTEネットワークに対応するモバイルWi-Fiルーターを発売した。同社のサイトで「Rakuten UN-LIMIT V」の新規契約と同時に購入すると、実質1円で購入できる。契約後にアンケートに答えると、1円分のポイントが還元されるので、実質無料で手に入ることになる。
楽天モバイルは12月8日、Shenzhen Harvilon Technology(ハーヴィロン)製モバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket」を同社の公式サイトで発売した。公式サイトでの販売価格は9980円(税込み)だが、一定の条件を満たすと1円(同)で購入できる。12月25日からは、店頭での販売も開始する予定だ。
Rakuten WiFi Pocketの概要
Rakuten WiFi Pocketは、楽天モバイルの4G LTEネットワークに対応しており、標準サイズのSIMカードを挿入して使う。WAN(モバイルネットワーク)側の対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り。なお国際ローミングには対応しない。
- LTE:Band 1/3/8/11/18/19/21/28/41
- W-CDMA:Band 1/5/6/8/19
Wi-Fi(無線LAN)側は2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)のみ対応し、5GHz帯(IEEE 802.11ac/a)には対応しない。最大同時接続台数は10台だ。
連続待受時間は約300時間で、バッテリーの充電はmicroUSBケーブルで行う。
だれでも実質0円おためしキャンペーン(終了時期未定)
Rakuten WiFi Pocketの発売を記念して、楽天モバイルでは「Rakuten WiFi Pocketだれでも0円お試しキャンペーン」を実施する。
このキャンペーンでは、Rakuten WiFi Pocketの購入と同時に「Rakuten UN-LIMIT V」を新規契約した場合に、本体の代金を1円とする。申し込み完了メールに添付されたアンケートに答えると「楽天ポイント」が1ポイント付与されるため「実質0円」で購入できる計算となる。
さらに、このキャンペーンは先着300万人を対象とする「1年間無料キャンペーン」とも併用できるため、楽天モバイルは「1年無料の楽天モバイルを0円でお試しできる」としている。
ただし、Rakuten UN-LIMIT Vの1年間無料キャンペーンは1人1回のみ適用される。同一名義での2回線目以降の契約(一度解約した上での新規契約を含む)では、通常通りの月額料金(税別2980円)が請求されるので注意しよう。
関連記事
- 「エリア拡大」「ZERO宣言」でユーザー増も、課題山積の楽天モバイル 有料化までに解消できるか
楽天モバイルの申し込み件数が160万を突破し、徐々にユーザー数が拡大している。自社回線エリアの拡大と各種手数料を無料化した「ZERO宣言」がじわじわと効いている印象だ。エリアについても前倒しで進めているが、不安がゼロになったわけではない。 - 楽天モバイルが契約事務手数料とMNP転出手数料を撤廃 「eKYC」による本人確認による契約も可能に
楽天モバイルが契約事務手数料とMNP転出手数料を撤廃した。これにより、契約に伴う各種手数料は原則として廃止されることになる。合わせて、eKYC(電子的方法による本人確認)による新規契約にも対応することになった。 - 楽天モバイル、物理SIM/eSIMの再発行手数料が無料に
楽天モバイルが10月12日から、SIMカード再発行手数料とeSIM再設定手数料を無料にしている。これまでは3000円がかかっていた。例えばeSIM対応機種に乗り換える際のSIM再発行手数料が0円になる。 - 楽天モバイルが5Gサービス開始 月額2980円で自社エリアは使い放題 追加料金なし
楽天モバイルが9月30日、5Gサービス向けの料金プランを発表した。現在提供しているLTEサービス「Rakuten UN-LIMIT 2.0」と同じ内容で、5Gを利用するのに追加料金は発生しない。先着300万に対して、1年間利用料金を0円にするキャンペーンも継続する。 - 楽天モバイル、5.1型ディスプレイ搭載の小型スマホ「Rakuten Hand」発売 2万円(税込み)
楽天モバイルは、4G/eSIM対応のオリジナルスマホ「Rakuten Hand」を発売。約5.1型の有機ELディスプレイを搭載しつつ重量は約129gと片手でも操作しやすいモデルで、モバイルFeliCaも利用できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.