2020年を代表するスマートフォンたち/ドコモの「ミリ波5G」の実力:Mobile Weekly Top10
その年を代表するスマートフォンを選定する「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー」が2020年も行われました。今回は「ハイエンド部門」と「ミッドレンジ部門」のそれぞれで選ぶことになりましたが、果たしてどのスマホが選ばれたのでしょうか……?
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2020年12月28日〜2021年1月3日
- ついに発表! 2020年を代表するスマートフォンは?
- 楽天モバイルが、繋がりやすい「プラチナバンド」を懇願――2023年には他キャリアを超えるひっ迫度になる危険も
- 2020年を振り返る(10月編):1カ月遅れでやってきたiPhone祭り(発表編)/iPhone 12シリーズは5G契約が必要?
- 「Galaxy Note20 Ultra 5G」でドコモの「ミリ波5G」の実力を確認/ドコモが「国内完全無制限」の5Gプランを発表
- 日本通信とドコモの「音声通話卸役務」の料金協議が指定期日内に終了せず 日本通信はどうする?
- 楽天モバイルのMNOサービス申し込み数が200万件を突破 12月30日付
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- スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2020:審査員が選ぶ「2020年を代表するスマホ」5機種
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ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2020年12月28日から2021年1月3日までの1週間について集計し、まとめました。
年末年始を挟んだ今回の期間におけるアクセス数の1位は、「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー 2020」を発表する記事となりました。8位には、各審査員が推薦した機種を紹介する記事も入りました。
スマホの価格帯が広がったことを受けて、「ハイエンド部門」と「ミッドレンジ部門」に分けて行われたスマートフォン・オブ・ザ・イヤー 2020ですが、ミッドレンジ部門は上位3機種が接戦を繰り広げ、トップには同スコアで「AQUOS sense4」と「iPhone SE(第2世代)」が並びました。
ハイエンド部門は、次点の「Xperia 1 II」を9ポイント引き離して「iPhone 12 mini」が受賞しました。コンパクトなスマホは、日本を含むごく一部の市場でのみ高いニーズを持つと言われています。日本は、世界でも珍しいiPhoneのシェアが高い市場となっています。Appleが日本市場に対する「コミットメント」を示した結果が、iPhone 12 miniなのかもしれません。
ミッドレンジ部門は先述のと通り接戦だったのですが、そこそこの値段でも十分に満足の行くスペックを備えるなど、ミドルレンジスマホの“商品力”が高まった結果だと思います。5万円未満でも十分に快適なスマホが手に入るとは、良い時代になりました。
若干気が早い気もしますが、今年(2021年)を代表するスマホはどんなものになるのでしょうか。今から楽しみです。
ランキングの4位には、「Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A」を使ってNTTドコモのミリ波5Gの通信速度を確かめる記事が入りました。
ITmedia Mobileでも何度かお伝えしているように、5Gが使う周波数帯は、6GHz未満の電波を利用する「Sub-6」と30GHz近辺以上の電波を利用する「ミリ波」に2分されています。一般的な通信ではあまり使われていないこともあり、ミリ波はより広い帯域を確保することで、より高速な通信を実現できます。反面、ミリ波は直進性が強いため、わずかな障害物があっても通信速度に影響が出てしまいます。
なので、Sub-6のエリアと比べると、ミリ波のエリアより限られます。ただそれでも、この記事を読めば分かる通り、ミリ波に対応しているエリアでミリ波対応スマホを使えば通信速度が有意に向上します。「ミリ波のエリアをどんどん整備してほしい」と思うところですが、先ほど述べた事情から、ミリ波でエリアを広げようとすると、基地局(アンテナ)をたくさん設置しなければいけません。
ミリ波エリアの整備は「人がたくさん集まる場所」「超高速がどうしても必要な場所」に限られそうです。もっとも、Sub-6のエリアの整備もこれからではあるのですが……。
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