ahamo(アハモ)は利用年数引き継ぎ可、しかし……/Y!mobileの新プランは「おうち割」「家族割引」対象:Mobile Weekly Top10
NTTドコモが2020年度第3四半期決算説明会において、新料金プラン「ahamo(アハモ)」を3月26日から提供することを発表しました。既存のドコモユーザーのプラン変更でも継続利用期間を引き継げることは朗報ですが、それ以外のサービス面で不安を覚えている人もいるようで……。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2021年2月1日〜2021年2月7日
- ドコモの「ahamo(アハモ)」は3月26日スタート プラン変更でも利用期間を引き継ぎ
- Y!mobileの新プラン「シンプルS/M/L」は2月18日から提供 「おうち割」「家族割引」の増額など条件変更も
- IIJmioが2月24日に新料金プランを発表
- 楽天モバイルの新料金プランは「1GBまで0円」で成り立つのか? 楽天の河野CMOに聞く
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ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2021年2月1日から2021年2月7日までの1週間について集計し、まとめました。
今回の集計期間では、料金プランに関する記事が多くアクセス数のトップ10入りしました。中でも、1位に輝いた、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」の提供開始日を伝える記事は非常によく読まれました。
ahamoの提供日は3月26日に決まり、既存のドコモユーザーがプラン(契約)変更した場合は「継続利用期間」が引き継がれることになりました。その他の提供条件についても、少しずつ明らかになってきています。今回の発表に対するSNS(主にTwitter)の反応を観察すると、継続利用期間の引き継ぎが可能なことについて歓迎する声が多いものの、「留守番電話サービス」が提供されないことに対して不安を覚える声も見かけました。
利用頻度は落ちているものの、電話(音声通話)サービスは確実に連絡の付く方法の1つとして利用する人は少なからずいます。ただ、いつでも電話に出られるとは限らないため、留守番電話サービス(月額300円)を契約している人も少なくありません。「メインのターゲット層(20〜30代)を考えると不要なのでは?」という声もありますが、ターゲット層でも、仕事でも使う場合は留守番電話サービスが欠かせない場面はあります。
……というと「端末の伝言メモ(簡易留守番電話)を使えば大丈夫では?」という声も出てきそうです。しかし、海外メーカーを中心に伝言メモを備えない端末も少なからず存在します。日本ではシェアの高いiPhoneがその典型例です。
「電話に出られない場合に伝言を残す機能が全くないのは困る」という場合、現時点では伝言メモを備えるAndroidスマートフォンを使う選択肢しかないようです。ahamoに対応する端末は3月1日に発表されるようですが、より多くの伝言メモ対応機種が加わることを期待したいです。理想は、ahamoが留守番電話サービスに対応することですが……(ドコモ留守電アプリやビジュアルボイスメールが便利なので)。
ahamoの記事と同じように、Y!mobileの新料金プランの提供開始を伝える記事も非常に多く読まれました。ソフトバンクにおけるahamoとの競合は「SoftBank on LINE(ソフトバンクオンライン)」になりますが、ahamoやSoftBank on LINEに“ない”ものを求める人が、どうやらY!mobileの新料金プランに注目しているようです。
Y!mobileの新料金プランは、SoftBank 光/SoftBank Airとのセット割「おうち割 光セット」や、家族の2回線目以降に適用できる「家族割引」の対象となります。自宅の固定インターネット回線との併用、あるいは家族で複数回線を契約する場合はオンライン専用ブランドよりも手頃に使えることが大きなメリットです。併用できる割引サービスは他にも用意されています。
Y!mobileに限らず、最近は他キャリア(競合)の出方を見てからサービス仕様を発表したり変更したりする「後出しじゃんけん」が相次いでいるような気もしますが、それによってユーザーにメリットがあるのであれば歓迎すべきことなのだと思います。一方で、相次ぐ「後出しじゃんけん」がユーザーにデメリットをもたらす危惧も拭い切れません。各キャリアの「綱渡り」はしばらく続きそうです。
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