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Google、地球の裏側まで穴を掘って反対側に行けるARアプリ「Floom」をリリース
Googleが、足元に穴を掘ると地球の反対側に行けるARアプリ「Floom」をリリースした。自社のAPI「WebXR」を採用。Android端末のChromeブラウザでのみ利用可能だ。
米Googleの研究部門Google Creative Labは4月6日(現地時間)、端末の位置や向きなどを取得するJavaScriptのAPI「WebXR」採用の新しいWebサービス「Floom」を発表した。Android版Chromeブラウザでのみ利用可能。自分の足元に端末のアウトカメラを向けると、そこから穴を掘って地球の反対側をその穴から覗けるというものだ。
Android端末のChromeで専用サイトを開き、Cookie、位置情報、カメラへの接続を許可すると「Explore」ボタンが表示されるので、これをタップすると足元にカメラを向けるように指示され、渦巻が表示されるのでこれをタップするとその場所の地球の反対側に当たる場所の航空写真が渦巻の中に表示される。
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端末を足元に向ける角度を変えると行き先も変わる。筆者の東京の自宅からは、ブラジルや南極などが表示された。穴の中の風景をタップすると、端末に「Google Earth」をインストールしてあれば、Google Earthでその場所を表示できる。
位置情報とユーザーの周囲の映像はFloomの利用のためだけに使われ、クラウド上に保存されることはない。
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