洗えるスマホが抗菌性能をプラス ドコモから「arrows Be4 Plus」登場:MADE IN JAPAN
ドコモが2020年夏モデルとしてリリースした「arrows Be4」が、スペックを改めて2021年夏モデルとして登場する。スマホ初心者やシニア層がより快適に使える工夫を凝らした他、ボディーの塗装に抗菌加工を施したことが特徴だ。【更新】
NTTドコモは5月28日、FCNT(旧富士通コネクテッドテクノロジーズ)製のLTE(4G)スマートフォン「arrows Be4 Plus F-41B」を発売する。ドコモオンラインショップにおける税込み販売価格は2万1780円となる。
【更新:20時40分】写真の追加と追記を行いました
その名の通り、F-41Bは2020年夏モデルとして登場した「arrows Be4 F-41A」をベースにスペックを底上げしたモデルで、主に子どもやシニア層の利用を想定して開発された。
プロセッサはQualcommの「Snapdragon 460」で、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBを備える。外部ストレージは最大1TBのmicroSDXCを搭載できる。プリインストールするOSは「Android 11」だ。
ディスプレイは約5.6型の有機ELを搭載している。解像度はHD+(720×1480ピクセル)で、先代と比べると解像度が落とされている。解像度を落としたのは「バッテリー持ちをより長くすることと、想定ユーザーがそこまでの高解像度を必要としないこと」(関係者)を踏まえた判断だという。
「おサイフケータイ」やFMラジオチューナーも内蔵している。FMラジオアプリは「radiko+FM」で、FMラジオを受信できない場所ではIPサイマルラジオを利用可能だ。
FMラジオを受信する場合は、底面にあるイヤフォンマイク端子にイヤフォンをつなぐ必要がある。なお、この端子のイヤフォン出力はハイレゾ音声の出力にも対応する。USB Type-C端子はUSB 2.0規格となる
アウトカメラは1320万画素、インカメラは810万画素のシングル構成で、AI(人工知能)を活用したシーン認識にも対応している。本体背面には指紋センサーを備えており、これを活用した自撮り機能「スマートセルフィー」も搭載している。インカメラは約800万画素となる。
ソフトウェア面では、文字やアイコンを大きくしたホームアプリ「シンプルモード」をプリインストールしている。また、2つのアプリをペア設定して、片方のアプリを利用した後に他方のアプリを簡単に起動できる「FASTウォレット」機能も搭載している。FASTウォレットは、その名の通りスマホ決済アプリとポイント(会員証)アプリとのペア利用を想定したものだ。
泡ハンドソープや中性食器用洗剤で洗ったりアルコールで除菌したりできるボディーは、背面に抗菌塗装を施すことで清潔さを保ちやすくなった。この抗菌塗装は、SIAA(抗菌製品技術協議会)による認証も取得している。MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠する耐衝撃/耐環境性能も備える。
ボディーサイズは約71(幅)×148(高さ)×9.4(厚さ)mmで、重量は約160gとなる。カラーはレッド、ホワイト、ブラック、の3つを用意する。バッテリー容量は3600mAhだ。
実機の写真(その他)
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