iOS 14.7の配信開始 「MagSafeバッテリーパック」のサポートなど
AppleがiPhone向けアップデート「iOS 14.7」をリリースした。既に販売中のiPhone 12で使える「MagSafeバッテリーパック」をサポートした。HomePodのタイマーをiPhoneで設定できるようにもなった。
米Appleは7月19日(現地時間)、「iOS 14.7」をリリースした。14日に販売開始したモバイルバッテリー「MagSafeバッテリーパック」のサポートなどの新機能が追加される。同日、「watchOS 7.6」と「tvOS 14.7」もリリースされた。
Appleが紹介した新機能は以下の通り。
- iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro MaxでのMagSafeバッテリーパックの使用に対応
- HomePodのタイマーを管理する機能が「ホーム」アプリに追加(iPhoneでHomePodのタイマーを管理できるようになった)
- Podcastライブラリで、すべての番組を表示するか、フォローしている番組のみを表示するかを選択可能
- 「天気」と「マップ」でカナダ、フランス、イタリア、オランダ、韓国、スペインの空気質の情報が利用可能
修正された問題は以下の通り。
- Apple Musicの「プレイリストを共有」メニューオプションが表示されない問題
- Apple Musicのロスレスオーディオとドルビーアトモスの再生が予期せず停止することがある問題
- 一部のiPhone 11モデルで、再起動後に表示されなくなっていたバッテリーサービスのメッセージを復元
- メールメッセージを作成していると点字ディスプレイに無効な情報が表示される可能性がある問題
MagSafeバッテリーパックは、iPhone 12シリーズでのみ利用可能な、背面に取り付けて使えるモバイルバッテリー。日本での販売価格は1万1800円だ。
watchOS 7.6では、日本では既に使えるようになっている心電図と不規則な心拍の通知の利用可能地域が拡大した。
セキュリティアップデートについては本稿執筆現在、米国サイトもまだ「details available soon」になっている。更新されたらこの記事もアップデートする予定だ。
【UPDATE】7月21日(現地時間)、Appleはようやくセキュリティアップデートのページを更新し、37の脆弱性に対処したことを説明した。
だが、その中にはスパイウェア「Pegasus」が悪用する、ゼロクリック攻撃を可能にするiMessageの脆弱性については記載されていない。この脆弱性についてはまだ修正されていないようだ。
【更新履歴:2021年7月22日午前5時45分 Appleのセキュリティアップデートのページが更新されたため、それを反映しました。】
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