QRコード決済の認知は94.2%、利用率トップの「PayPay」が4割超え MMDが調査
MMD研究所は、7月28日に「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表。QRコード決済の認知は94.2%で、利用しているサービス上位は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」となった。
MMD研究所は、7月28日に「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表した。調査対象は18歳〜69歳の男女4万5000人で、調査期間は7月1日〜7月5日。
対象者に普段の支払い方法について複数回答で聞いたところ「現金」が86.0%、「クレジットカード」が71.1%、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」が52.1%に。年別比較で見ると2021年1月から最も増加したのはスマホ決済(10.9ポイント増加)で、最も減少したのは現金(4.8ポイント減少)となった。
QRコード決済の認知と利用状況について聞いたところ、最も多かったのは「現在利用している」で35.3%。「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない」で18.1%、「利用したことはあるが、現在は利用していない」で15.5%となり、これをファネル分析で見てみると「認知」は94.2%、「内容理解」は73.2%、「利用経験」は50.7%となる。
QRコード決済の利用者2万3406人へ最も利用しているサービスを聞いたところ、トップが「PayPay」で46.1%、次いで「d払い」が16.9%、「楽天ペイ」が14.8%。このサービスをいつから使い始めたか聞いたところ「2020年1月〜6月」が14.1%と最も多く、次いで「2021年1月以降」が12.0%、「2019年7月〜12月」が11.2%となった。
QRコード決済の利用を検討していると回答した4741人に対し、最も利用を検討しているサービス名を聞いたところ、トップはPayPay(20.9%)、次いで楽天ペイ(18.4%)、d払い(14.3%)という結果になった。
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