まとめ
auケータイを振り返る 「音楽のau」や「au design project」などで印象的なモデルが多数:ITmedia Mobile 20周年特別企画(3/3 ページ)
ITmedia Mobileの20年を振り返る企画として、auのケータイを振り返る。端末のデザインに注力した「au design project」では「INFOBAR」や「talby」といった個性はモデルが登場。回転2軸やサイクロイド機構など、ユニークな形状を採用したモデルも多かった。
4G、Androidを使ったシンプルなケータイへ
カメラやディスプレイを進化させたケータイだが、2010年からスマートフォンのISシリーズ、2011年からiPhoneを扱うようになると、ケータイは通話メインのシンプルなものが多くなり、発売されるモデル数も格段に少なくなっていった。
2012年にauでも第4世代通信サービス「au 4G LTE」が開始。2014年にLTE対応の音声サービス「au VoLTE」が始まると、VoLTE対応機種では3Gをサポートしなくなり、CDMA 1X WIN端末はほとんど発売されなくなった。2018年にはCDMA 1X WINの新規契約を終了し、2022年3月末にサービスを完全に終了する予定だ。
ただ、通話主体の折りたたみケータイには根強い人気があり、シャープ製の「AQUOS K」シリーズ、京セラ製の「MARVERA」「GRATINA」「かんたんケータイ」など、au 4G LTEで通信し、OSにAndroidを使ってケータイのUIを再現した端末が現在でも登場し続けている。
関連記事
- ドコモケータイを振り返る 50xシリーズで高機能化が進み、FOMAが3Gの普及を後押し
ITmedia Mobileの20年を振り返る企画として、国内キャリアが2001年から2020年に発売した主要な「ケータイ」「スマートフォン」をピックアップしてまとめた。第1回はNTTドコモのケータイだ。iモードの対応機種「50xシリーズ」や、3Gサービス「FOMA」の普及に貢献した「90xシリーズ」を中心に紹介する。 - 3Gから4G、そして5Gへ モバイル通信の進化で業界のトレンドはどう変わった?
モバイルの通信規格は、おおむね10年に1回、世代が進むといわれている。3Gではデータ通信速度が最大384kbpsになり、パケット定額サービスが導入された。LTE(4G)ではスマートフォンが普及し、キャリアのビジネスモデルが変革を迎えた。 - スマホ以前の“カメラ付きケータイ”は、独自の進化を遂げて面白かったのである
2000年に登場したカメラ付きケータイは、独自の進化を遂げた。2002年はまだ11万画素カメラの端末が当たり前のようにあったのに、2003年には100万画素を超え、メガピクセル時代になるのだ。デジタルカメラのブランドを冠したモデルも登場した。 - iモード全盛期からスマホアプリまで 20年のモバイルコンテンツと文化を振り返る
今から20年前の2001年といえば、携帯電話からインターネットサービスが利用できる「iモード」が普及し始めた頃だった。2006年頃からは、PCで人気となっていたSNSがモバイルの世界に入ってきた。その後、スマホが普及したことで、コンテンツ市場にもパラダイムシフトが起きた。 - auの3Gサービス「CDMA 1X WIN」が2022年3月末をもって終了 VoLTE非対応4G LTE端末も対象
VoLTE対応4G LTE端末の普及に伴い、auの3Gサービスが終了することになった。au 3G対応の4G LTEスマートフォン・ケータイ(黒い「au IC Card」を利用する機種)についても、一部を除いて同様にサービスを終了する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.