Fossil、「Snapdragon Wear 4100+」搭載のスマートウォッチ「Gen 6」予約開始 「Wear OS 3」更新は来年
FossilはSnapdragon Wear 4100+搭載のスマートウォッチ「Gen 6」の予約を米国で開始した。価格は299ドルからで発売は9月。OSは「Wear OS by Google」だが来年には「Wear OS 3」にアップデートできる見込み。
米ライフスタイルブランドのFossilは8月30日(現地時間)、米GoogleのウェアラブルOS「Wear OS by Google」を搭載するスマートウォッチの第6世代に当たる「Fossil Gen 6」(以下「Gen 6」)を発表した。
米国で同日予約受け付けを開始した。発売は9月。価格は299ドル(約3万3000円)からだ。本稿執筆現在、日本のFossilのWebサイトにはまだ登場していない。
米QualcommがWear OS by Google向けに提供する「Snapdragon Wear 4100+」を搭載するので、Googleと韓国Samsung Electronicsが共同開発した次期スマートウォッチOS「Wear OS 3」へのアップデートが可能だ。
だが、Googleが7月に説明したように、アップデートは2022年半ばから後半にかけて実施される見込み。それまでは現行のWear OS by Googleのまま使うことになる。また、アップデートの際は工場出荷時状態にリセットする必要がある。
それでも、今のところSamsungの「Galaxy Watch4」以外でWear OS 3を搭載可能なスマートウォッチは少ない。また、Galaxy Watch4はWear OS 3ベースではあっても、音声アシスタントは「Bixby」で、決済サービスは「Samsung Pay」だ。
Gen 6は2019年8月発売の「Gen 5」の後継モデルに当たる。先代は「Snapdragon 3100」搭載で295ドルだった。
新機能は、新しい「SpO2」センサーの搭載による、信号精度が向上した心拍数センサー。
充電スピードも改善し、約30分で80%充電できるとしている。
デザインはライフスタイルブランドならではの洗練されたもので、4種類のモデルがあり、それぞれに44mmと42mmの2サイズが用意されている。ディスプレイはいずれも1.28型のカラー有機ELで、従来どおり「クラウン」と2つのボタンが付いている。
Bluetooth 5.0、Wi-Fi、GPS、NFC SE対応だが、LTEモデルはない。メモリは1GB、ストレージは8GB。防水性は3気圧防水(日常生活での汗や洗顔時の水滴、にわか雨などに耐えるレベル)。
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